「分かる!解ける!英文法!Plus」は、全88回のメール講座で、TOEIC990、英検1級の実力者である鈴木拓さんらしい正当派の教材ですので、効果を実感される方も多いようです。
「英文法が楽しく学べる」と口コミで評判が広がり、人気の教材です。
作成者の鈴木拓氏はどんな人?
自身の経験をもとにした「偏差値30からの英語やり直し学習法」(中経出版)が出版され、目から鱗の内容に多くの英語学習者に大きな影響を与えました。
持ち味のユニークな英語学習法が人気を博し、講座受講生は24,500人を突破したとのことです。ちなみに今回紹介する「1年でTOEIC900!分かる!解ける!英文法!」は、2017年5月時点で“第185期”と多くの受講生を魅了してきました。
「これからTOIECでも受けようか!」と思われた高校生・大学生の方が、
3ヵ月という短期間で一気に上級分野まで目指す内容になっていますので受講期間中は、英語のほぼ毎日学習時間を確保する必要があります。
また、「英文法の土台をしっかり作ること」が主な目的の英語教材ですので、必ずしもTOIEC受験をしない方にでも役立ちます。
中学レベルの英語に不安がある向けとして、同じく鈴木拓先生の次の講座が人気です。
基礎英語講座New Beginning
「分かる!解ける!英文法!Plus」の特長
「分かる!解ける!英文法!」の最大の特長は、英文法の学習を暗記に頼らずに、仕組みの理解を重視する点です。
「こうなるものだ」とゴリゴリの暗記による感覚に頼るのではなく、「なぜこうなるべきなのか?」という論理的な裏付けを重視する学習方法なので、学んでいて楽しいというのがこの教材の最大のメリットです。
学校の授業では、退屈で苦痛だった英文法のイメージが一新するでしょう。
「暗記」をやめて「理解」するようにしてから、偏差値30→72に、わずか1年でTOEIC900を達成した作成者の経験が教材に反映されています。
英文法を暗記や感覚に頼る弊害
中学・高校と暗記や感覚に頼ってそれなりに得点ができた方も、TOEICなどの実用的な英語を学ぶ段階で、伸び悩む方が多いと聞きます。
その原因は、基礎的な文の法則を理解していないからではないかと思っています。知識はふんだんにあるのに、少しひねった問題を出されたり、聞き方を変えられると間違った解答をしてしまうタイプの方は多いです。
そして、解説を読んでから、「なんだそんなことを聞かれていたんだ。」と点を取り損ねたとあたかもケアレスミスのように扱ってしまうのです。
そうなると自覚症状がないまま、思うような得点ができずに伸び悩むでしょう。また、英会話を習っても、文法に無頓着な文章がしか作り出せなくなります。
“意味”からでなく“形”から考えることでスピードアップが狙える
例えば、次のような問題ですが、( )の中に入る単語を選んでみてください。
The company hired more worker and extended the factory’s hours
of operation in order to ( ) production.(A) double
(B) doubles
(C) doubled
(D)doubling
引用:『1駅1題TOEIC L&R TEST 文法特急』P41より
この問題は、定評あるTOEICの文法問題集からの引用ですが、TOEICという試験は限られた時間で膨大な問題量をこなすのでスピードが命です。ですから、こういった問題は意味を考えるより“形”から判断することが重要です。
doubleという単語は、ダブルプレーやダブルインカムという和製英語が多くあるように形容詞として使うイメージが多いので、英語の“形”に無頓着な方にとっては、( )は形容詞になると考えがちです。
しかし、( )の前を見てみると、<in order to>があります。これは、目的を表す不定詞の副詞的用法と中学校で習ったはずです。そうすると、( )の中は動詞の原形がくるはずなのです。ですので、この問題を解くときは、doubleは形容詞でなく、動詞で使われるのではとピンとくるかどうかが成否の分かれ目になります。正解は(A)のdoubleとなります。
「その会社は、生産量を2倍にするために、従業員をより増やして操業時間を延ばした。」といったような訳を考える時間を省いて、“形”だけで判断しても正解にたどり着くことができます。
「分かる!解ける!英文法!」をやり込むことで、こういった英文の構造に対する感覚が研ぎ澄まされてくるはずです。
英語の形を重視した学習法に早く切り替えよう
日本の受験英語の弱点は、日本語の意味を重視するあまり英語の形を軽視することだと私は思っています。
例えば、次の日本語を訳してみてください。
「このロボットは人間と同じように話せるだけの知性があります。」
↓
↓
↓
“This robot is intelligent enough to speak like a human.”
当たり前の話ですが、皆さんは、英語を学んでいるはずです。しかし、その肝心な英語の形に無頓着な学習者が多いです。理解なく暗記に頼る学習法では、いづれ頭打ちになる可能性が高いです。
理屈を重視をした説明に極端にアレルギーがない方であれば、「分かる!解ける!英文法Plus」は、TOEICのような英文法の実力UPはもちろん、英文読解や英作文の能力の向上に役立てるはずです。
「分かる!解ける!英文法!Plus」の具体的な内容
「分かる!解ける!英文法!Plus」の具体的な内容に関して、
②受講内容
③充実のサポート
これらの3つの面から説明いたします。
①受講形式
・メール講座全88回&ネイティブ音声ファイル
②受講内容
全88回の受講内容は、文法項目ごとに以下の表の通りになります。
注目すべき点は、第1、2回に「品詞」の学習がきています。意外と皆さんがあやふやなのが品詞の理解ですね。ここの理解が曖昧だと、のちのちの学習に差し支えるので、しっかり学習しておきたいポイントです。
【前半】
受講内容 | |
第1、2号 品詞 | 第31〜34号 第5文型 |
第3、4号 文型 | 第35、36号 動名詞 |
第5、6号 副詞 | 第37、38号 形容詞 |
第7、8号 前置詞 | 第39〜44号 疑問文 |
第9〜14号 接続詞 | 第45〜48号 疑問節 |
第15、16号 受動態 | 第49〜52号 関係詞 |
第17〜26号 不定詞 | 第53〜56号 比較 |
第27〜30号 分詞 | 第57〜58号 倒置 |
【後半】
受講内容 | |||
第59〜66号 時制 | 第77〜80号 冠詞 | ||
第67〜70号 仮定法 | 第81〜86号 代名詞・限定詞 | ||
第71〜74号 助動詞 | 第87〜88号 その他の文法事項 | ||
第75、76号 名詞 |
上記88回の学習は、2回でワンセットになっています。
2.確認問題の解答と解説
つまり、第1号の品詞では「1.文法の説明+確認問題」で、第2号の品詞では「2.確認問題の解答と解説」になります。
2回×44セットの全88回になります。
これを3ヵ月で終了されるので、かなりハードになります。
人にもよりますが、1日1時間の学習時間としても、これをほぼ毎日学習をすることになりますので、決して楽ではありません。
その代わり、やり遂げた時の満足感と実力向上は何物にも代え難いものとなるでしょう。
③充実のサポート
教材の分からないところを教材作成者の鈴木拓さんに直接メールで質問をすることができます。サポート期間は以下の通り、約3ヵ月になります。
受講期間中の3ヵ月+受講期間終了後の2週間 ▷合計約3ヶ月半
「分かる!解ける!英文法!Plus」のまとめ
確かに「分かる!解ける!英文法!Plus」は、理解を重視した教材ですが、英語の学習においては、“理解”と“暗記”は車輪の両軸ですので、決して軽視してはいけません。
しかし、一旦、英文法の土台ができてしまえば、その後の暗記もスムーズにいくはずです。
無意味な暗記と、理屈の裏付けのある暗記だったら、後者が記憶に残るのは明らかだからです。
2ヵ月という短期間で一気呵成に「英文法の土台をしっかり作る」ことで、今後の英語の伸びが違ってくるはずです。文法問題はもちろんリーディング英作文にもよい影響を及ぼすはずです。
英文法は楽しい!
そう思える鈴木拓さんの説明が最大のウリの教材です。しっかり確認問題をこなして、きちんと理解できたのかの確認をしましょう。
英文法を“理解”することが大切なので、不明な点は、メールサポートで速やかに解決するように心がけたいです。
「分かる!解ける!英文法!Plus」の公式ページは以下の画像をクリックすると確認できます。
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