「リスニングの学習」というと特に初心者の方は、何から手を付けていいのか分からないという声が多いです。
今までしっかり学習したことがない分野なので、苦手意識を持ったままだからと思われます。
しかし、逆に考えると、あまり学習をしてこなかったからこそ、しっかり取り組めば、伸びしろが大きいと言えます。
リスニングの学習にあたって必要な学習は主に次の3つになります。
1.発音の学習
(リエゾン、リダクションなど)
2.リスニング素材をたくさん聴く
(教材、ラジオ、テレビなど)
3.読書をたくさんする
(洋書、英字新聞など)
語学は、毎日少しずつでも学習するというのが、私の基本方針なのですが、リスニングに関しては、最初の3ヶ月を集中して学習しましょう。
毎日少しずつでもいいのですが、それですと上達をなかなか感じることができないので挫折しやすいのです。
集中して学習することによって、上達の感触を得ながら、モチベーションを維持することができます。
発音の学習をする
正しい発音を学ぶには、
・リズムとイントネーション
・音と音のつながり(リエゾン)
・消える音(リダクション)
・アクセント
少なくともこれらを一通り学ばなくてはなりません。
リスニングの学習に発音のトレーニングは欠かせないのですが、これらを全て完璧にしていたら、なかなかリスンニングの学習に進めません。
ですから、リスニングの学習を1時間学習するとしたら、その内15分を発音のトレーニングに充てるというふうに学習するのがいいと思います。
ただ、リエゾンとリダクションの基本的なルールは、知っておくとリスニングがスムーズにいきますので、早いうちに集中して学習しましょう。
リエゾンやリダクションなどの発音の学習に役立つお勧めの教材は以下に通りです・
・英語リスニングのお医者さん(ジャパンタイムズ)
・英語の発音がみるみるうまくなる(ナツメ社)
・フォニックス“発音”トレーニングBook(アスカカルチャー)
特に、英語リスニングのお医者さんは、長い間売れ続けている人気のリスニング本です。しっかりと学習して発音の基礎を身につけるのに最適の1冊です。
リスニング素材をたくさん聴く
リスニング素材とは、学習教材、ラジオ、テレビ、洋楽などの音声になります。
最近では、アプリやyoutubeなどもリスニング素材として利用している方も多いようです。
どの素材を利用するにしろ、はじめのうちは、何度も繰り返して聞いて、音を正しく理解する学習法が一般的です。
ある程度、学習の段階が進むと、いろいろなジャンルを大量に聞くという学習も大切になってきます。
英語を聞く姿勢には、大まかに次にのように分けられます。
1.集中して聞く
ただ漠然と聞き流すのではなく、一字一句集中して英語を聞くのが学習効果が高くなります。
「ディクテーション」と「シャドーイング」が効果的な学習法として知られてい
ます。
2.聞き流す
聞き流す学習というのは、否定的な意見が多い学習法です。
しかし、リズムやイントネーションを掴むためには、空き時間にリラックスして洋楽を聞いたり、テレビでCNNを見たりするのも有効な学習になります。
聞き流すだけで英語を身につけることは出来ませんが、日頃から暇な時間に英語を流し聞きする習慣をつけることは悪いことではありません。
また、テレビニュースは、視覚情報に頼るので良くないという意見もありますが、ナレーターの口元を観察できるので、発音に関して口をどの程度開けているのかなどを学ぶことができるのでリスニング素材として優れていると思います。
読書をたくさんする
リスニングの学習法で「読書」をあげると、意外に思われる方も多いと思います。
しかし、通常の学習者であれば、読んでも全く理解出来ない文章を、聞いて理解するのは難しいです。
読書により、英語のセンスを身に付けることによって、リスニング能力にも大きく貢献します。
以上です。
コメント