英語学習の第一歩として人気の「英検5級」。小学生や中学生の初めての英語検定として定番ですが、しっかりと対策をしないと合格は難しい試験でもあります。
その対策において最も重要なのが「過去問演習」です。
この記事では、2025年度版の最新情報をもとに、おすすめの英検5級の過去問集5冊を徹底比較しながら紹介。さらに、過去問の使い方や時期、英検5級ならではの注意点、そして「予想問題」と「過去問」のどちらが大事かも解説します。

英検5級受験生ご本人はもちろん小中学生のお子様を持つ親御様にもご参考にして欲しいです。
そもそも、なぜ「過去問」が重要なの?
英検5級は、「リーディング(筆記)」と「リスニング」の2技能で構成されています。学習内容自体は中学1年生レベルですが、本番では時間配分や出題形式への慣れが合否を分けます。
過去問は、次のような理由から対策の中心に据えるべき教材です。
- ✅ 出題形式に慣れられる
- ✅ 自分の実力を測れる
- ✅ 試験当日の緊張感をシミュレーションできる
- ✅ 苦手な分野を発見しやすい
また、過去問は「英検公式」またはそれに準拠した出版社が発行しているため、本番とほぼ同じレベル・内容で構成されているという信頼性も大きなメリットです。
過去問を使うタイミングと使い方
いつから始めればいい?
- 📘 学習初期:まず1回分解いて、現在のレベルを把握
- 📗 試験1〜1.5か月前:本格的に週1〜2回のペースで演習
- 📕 直前1週間:時間を測って本番同様に解く
どうやって使う?
- 必ず時間を測って解く(本番感覚を養う)
- 間違えた問題は解説を読んで復習する
- 繰り返し使って定着をはかる(2周目以降が特に効果的)
- 音声を活用してリスニング対策を強化する
【厳選】英検5級おすすめ過去問集5選(2025年版)
ここからは、2025年対応の最新過去問集5冊を比較しながら紹介します。
① 2025年度版 英検5級 過去6回全問題集(旺文社)
📘 定番中の定番。実力試しに最適!


メリット
- 最新の本試験6回分を収録
- スマホでも聞ける音声付き(QRコード対応)
- 解説が丁寧で、初心者でも理解しやすい
- リスニング原稿も掲載、復習に便利
デメリット
- 初心者にはやや難しいと感じる内容も
- 問題を解くだけで終わってしまうと、語彙・文法の理解が浅くなることも
② 英検5級過去問題集 2025年度(Gakken)
📗 コスパ重視派に!低価格ながら充実の内容
メリット
- リスニング問題の解説が簡潔でわかりやすい
- 過去問5回分+模試1回分を収録
- 無駄のない構成で効率的に演習ができる
デメリット
- 解説は簡素で、丁寧さを求める人にはやや物足りない
- 解説の文法や語彙の補足が少ない
③ 英検5級過去6回問題集 ’25年度版(成美堂出版)
📕 例文つきで単語・文法も同時に学べる一冊
メリット
- 重要単語の確認や解説が充実
- 音声ダウンロード可能。スマホ再生対応
- 問題の前後に文法や語彙に関する補足があり、自学自習向き
デメリット
- 問題用紙がやや小さめで見づらいことも
- デザインはやや地味でモチベーションが上がりにくい人もいる
④ わからないをわかるにかえる英検®過去問題集 5級(文理)
📒 小学生にもやさしい“超ていねい”な過去問集


メリット
- イラストやふりがなつきで親しみやすい構成
- 初心者向けの解説が非常に丁寧(語句の意味、表現方法などを丁寧に解説)
- 自学に不安のある子どもに最適
デメリット
- 問題数がやや少ない(過去問3回分)
- 本番と完全に同じ形式ではない部分もある
⑤ 2024-2025年対応 直前対策 英検5級 3回過去問集(旺文社)
📙 直前期にぴったり!要点整理つきの短期集中型


メリット
- 本番形式の過去問3回分に加え、直前対策問題あり
- 「頻出ポイント」や「試験のコツ」がコンパクトにまとまっている
- 旺文社ならではの信頼性
デメリット
- 問題数は他より少なめ(3回分)
- 初学者には一部の解説が物足りないかも
【比較表】目的別おすすめ過去問集まとめ
目的 | おすすめ書籍 |
---|---|
本番形式を多く解きたい | ①旺文社 過去6回全問題集 |
とにかく安く演習したい | ②Gakken 過去問題集 |
語彙・文法も一緒に学びたい | ③成美堂出版 過去6回問題集 |
初心者・小学生向け | ④わからないをわかるにかえる |
直前期の総まとめ | ⑤直前対策 英検5級 |
予想問題集と過去問、どっちが大事?
英検対策には「予想問題集」と「過去問題集」の2種類がありますが、英検5級においては圧倒的に過去問が重要です。
過去問のメリット
- 実際に出題された問題なので信頼性が高い
- 問題の難易度や傾向が本番と一致
- 合格ラインの目安も立てやすい
予想問題集の使いどころ
- 本番よりやや難しい問題も含まれることがあり、応用力をつけたいときに有効
- 既に全ての過去問を解き終わった後の“追加演習”として効果的
英検5級ならではの注意点
英検5級には、他の級にはない独特の注意点があります。
リスニングの配点が大きい
試験の約半分がリスニングなので、音声教材を活用して耳を鍛えることが不可欠です。英語を“音”で理解できる力が求められます。
文法問題の形式に要注意
文法そのものよりも、「適切な語句を選ぶ」選択肢問題が中心。問題のパターンに慣れることが得点アップのカギです。
筆記試験だけではなくスピーキングもある
希望者はオンラインでスピーキングテストも受験可能。合格に関係しないものの、英語を話す練習としては非常に有意義です。
まとめ:過去問を使い倒して、5級合格をつかもう!
英検5級合格のためには、何よりも「本番形式に慣れること」が重要です。そのためには、信頼性の高い過去問集を使い、繰り返し演習を重ねることが合格への近道となります。
✅ 学習初期 → 1回分だけ解いて現状把握
✅ 中盤〜後半 → 本格的に週1〜2セット
✅ 直前期 → 時間を測って本番さながらに練習
そして、**過去問の質と量を兼ね備えた旺文社の「過去6回全問題集」**を中心に、学習レベルや目的に応じて他の書籍を組み合わせると効果的です。
予想問題も悪くはありませんが、まずは**「過去問こそ最強の教材」**という意識を持って取り組んでみてください。
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