日本語と英語の周波数は大きく違います。
毎日英語を聞き続ければ、必ず聞き取れるようになる!
そんな決意も虚しく、数週間で挫折してしまった方も多いと思います。
何を言っているか分からない英語を、毎日ただ聞き続けることは、簡単そうで、実は達成感がなく挫折しやすいものです。
本来であれば、リスニングというのは、受け身の作業ですので短期間で最も成果が出しやすい分野のはずです。
日本人が、英語のリスニングが苦手としている原因の一つとして周波数帯の違いがあがられると思います。
日本語は1500ヘルツから下が主音域、英語は2000ヘルツ以上が主音域になります。ですから、日本語と英語は、全く音域が交わらないことになります。
英語の周波数帯を聞き慣れない日本人にとって、英語は脳が“雑音”として処理してしまうため認知されにくいのだと思われます。
周波数帯が、英語と日本語で大きく違うのは、英語と日本語では発声方法が全く異なることが原因です。
日本人にとって、2000ヘルツ以上の言葉とは、風の音、物が擦れたり空気が漏れたりする時の音のように聞こえ、少なくとも脳が、言葉として処理する音ではありません。
実際、英語の子音を発音するときは、歯で唇を噛み、そこから強い息を漏らして発音するものなど、「フッ」「シュ」「ドゥ」といった乾いた鋭い音で発音されます。
日本人も生まれつき2000ヘルツ以上の言葉を聞き取りにくいのかと言えば、そうではなく、年齢とともに必要のない高周波の音を聞き取れなくなるそうです。
その年齢が9歳だったり12歳だったり、世間で言う語学学習の“臨界期”と重ななるのかもしれません。
日本語は、世界の中ので最も低い周波数帯の部類であるのに対し、英語は、最も高い周波数帯となっています。
ですから、毎日、歯を食いしばって忍耐で英語を聞き続けるのは、かなり苦しい作業になります。
この周波数の問題を克服することによって英語学習(特にリスニング)は、負担をかなり減らすことができるはずです。
「日本人の英語の周波数の問題を克服するいい方法は無いのか?」
ここでは、2つの有力な方法をご紹介します。
〜周波数克服法・その1〜
モーツアルトの音楽を聞く
「モーツアルトを聞くと英語を聞きやすくなる」という説をよく耳にすることがあります。
実は、クラッシック音楽の中に、英語の周波数の高い音とよく似た音がたくさん含まれていると分かってきています。
実際、日本人にとって聞き分けにくい子音の音が、管楽器の音に良く似ています。
日本語は、声帯を使った「響き」を主に使う発音方法なのに対して、英語の子音と管楽器は「息」を使って音を出します。
英語は「息の言葉」とも言われるほど、英語の発声法の一番のポイントになっています。
「英語の細かい発音を学ぶ前に腹式呼吸を学べ!」と言う人が多いのもこのためです。
このように、「英語を聞き取るためにモーツアルトを聞く」というのは、間違ったことではないように思われます。「息」を使った高い周波数の音を聞くことに慣れるのでしょう。
蛇足になりますが、「モーツアルト療法」といって、モーツアルトの楽曲を利用し、心のストレスを軽減するというセラピーもあるようです。
もしかしら、モーツアルトの楽曲には何か不思議な力があるのかもしれません。
〜周波数克服法・その2〜
英語の周波数という一見マイナーですが切実な問題に真正面から取り組んだ教材です。「ネイティブスピード」の解説を読むだけでも、英語の発音の仕組みの勉強になります。
こちらの教材では「英語が早口に聞こえなくなった」「TOEICの点数が上がった」「映画の短い会話が耳に飛び込んで来た」などの成果を実感する声がかなり多数あります。
この教材は、25年間にわたり2,000人以上の日本人の発音矯正を指導し、アメリカ人言語学者であるスコットペリー氏のプログラムになります。
キアヌ・リーブス主演のハリウッド映画「47Ronin」で日本人の有名女優を僅か数ヶ月でハリウッドで通じるレベルの英語に発音矯正をしたテクニックを学べますので、最短期間で英語耳を手に入れることを期待できるお勧めの教材です。
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