英語を学びたいと思っても、何から始めればいいのかわからない——そんな方に長年支持され続けているのが「NHKラジオ英会話」などのNHK語学講座です。

しかし、「ラジオってどうやって聴くの?」「スマホしか持っていないけど大丈夫?」「放送時間に合わせられない場合はどうすれば?」など、初めての方にはハードルが高く感じられることもあるかもしれません。
テレビやYouTubeとは違い、音声に集中して英語を学べるこの講座は、リスニング力と発話力を同時に高められる貴重な教材として、初心者から上級者まで幅広い層に人気があります。
本記事では、そんな初心者の方でも安心してNHKラジオ英会話講座を始められるように、番組の聴き方をわかりやすく解説します。
実際の放送時間や再放送情報、スマホやパソコンでの聴取方法、公式アプリ「NHKラジオらじる★らじる」の使い方まで、丁寧にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

特に音声ダウンロードの方法が2025年4月版から大きく変わっているか、その変更点も詳しく説明します!
NHK語学テキスト音声を購入する【有料】
ラジオ放送やその再放送に頼らず、自分のペースでしっかり学習したいとい学習者には、NHK英語講座をコンパクトに再構成した音声ダウンロードをアプリ内またはweb上で購入できます。



少しお金がかかるけど、僕のいちばんのお勧めは音声ダウンロードかな。
スマホがあれば、本当に手軽にNHKラジオを受講できるよ。
でも、購入できるのは次の5つの講座だけなのが残念。
中学生の基礎英語 レベル1
中学生の基礎英語 レベル2
ラジオ英会話
英会話タイムトライアル
ラジオビジネス英語
メリット:
- 永久保存が可能、何度でも繰り返し聞ける
- 豊富な機能を使える
- テキストと音声を連動させて使える
デメリット:
- コストがかかる(音声DLは有料)
- 購入できる講座が限られている。






区間リピート(聞きたい箇所を指定して繰り返す)
一時停止/再生(画面オフ時でも操作が可能)
早戻し/早送り(細かい秒刻みで指定できる)



何と!スキットや単語コーナーの文字情報をアプリの画面上に表示することもできるよ。



えっ、すごい!それってテキストが不要になるということ?



いや。文字情報は放送テキストの一部なので、テキスト全体を代替するものではないよ。でも、スマホアプリでスキットを見ながら音声を聞けるのは、ますます学習が手軽になるよね!



上記のサイトから無料で試し聞きもできるよ。



今までは書店でCDを購入していなかったかしら?



従来の購入方法が大きく変わったよ!



『NHK語学テキスト音声』はNHK出版ウェブサイトでの販売価格が770円(税込)とこれまでよりお買い得となっているよ。



これまでの『NHK語学CD』が1,700円(税込)、『音声ダウンロードチケット』では800円(税込)と比べてお得になったのね。
購入経由 | 従来の価格 | 2025年4月以降の価格 |
NHK語学CD | 1,700円 | 販売中止 |
音声ダウンロードチケット | 800円 | 販売中止 |
語学プレーヤーアプリ内購入 | 1,300円 | 880円 |
NHK出版ウェブサイトから購入 | ーー | 770円 |
メリット:
- 永久保存が可能、何度でも繰り返し聞ける
- テキストと音声を連動させて使える
デメリット:
- コストがかかる(音声DLは有料)



NHK出版webサイトで購入とアプリで語学プレイヤーでアプリ購入で料金が違うのね。
NHK出版webサイトより購入
例えば、7月号が770円(税込み)というように1ヶ月分のデータを購入
語学プレイヤーでアプリ内購入
例えば、7月号(上)が440円(税込み)、7月号(下)が440円(税込み)というように半月分から購入可
ラジオでリアルタイムに聞く(AM/FMラジオ)【無料】
もっともオーソドックスな方法が、ラジオで放送時間に合わせて聞くというスタイルです。
NHK第2ラジオで決まった時間に放送されるため、毎日決まった時間にラジオのスイッチを入れる習慣をつけやすく、生活リズムに英語学習を取り入れたい人に向いています。



基本的な質問で申し訳ないんだけど、NHK第2ラジオって何?



NHKによる地上基幹放送の一種別で、中波放送(AM放送)のことだよ。
特に語学番や学生向け講座番組を多く放送しているんだ。
NHK第2ラジオのことをR2と表記することもあるよ。



NHK第1ラジオとNHK第2ラジオってどう違うの?



ラジオ第1はニュースや教養番組が豊富なのに対し、第2はほとんどが語学関連番組で構成されているよ。



あと、AMとFMの違いは?



AMが遠くまで伝わるが、雑音が入りやすいのに対し、FMが遠くまでは伝わりづらいが、雑音の影響を受けにくいよ。
音質がいいから音楽番組と言えばFMだね。
メリット:
- 規則正しい学習習慣が身につく
- 放送時間に縛られることで「怠けづらい」
- 無料
デメリット:
- 時間の都合が合わない人には不向き
- 録音しないと繰り返し聞けない
例えばラジオ英会話2025年の放送予定表は次のようになっています。
チャンネル | 放送日 | 放送時間 |
---|---|---|
ラジオ第2(本) | 月~金 | 午前6:45~7:00 |
ラジオ第2(再) | 月~金 | 午後0:25~0:40 |
ラジオ第2(再) | 月~金 | 午後9:45~10:00 |
NHK-FM(再) | 月~金 | 午後11:30~11:45 |
『NHKゴガク』アプリのラジオストリーミングで聞く【無料】
NHK語学講座公式サイト「NHKゴガク」では、アプリをダウンロードして、スマホやタブレットからNHKラジオ第2で放送中の語学講座を聞くことができます。
1週間前までの回を好きな時間に何度でも視聴可能です。
NHKゴガクトップ <NHK英語の語学番組
https://www.nhk.jp/g/gogaku/english/
メリット:
- 講座の最初から最後までをまるごと聴ける
- 前週に放送した講座をまとめて一週間“何度でも”聴くことができる
- 無料
デメリット:
- 発売の1週間遅れでしか聴けない
- 聴ける期間が1週間しかない
- NHKラジオの全番組が対象



本放送の翌週月曜午前10:00から1週間のみ掲載しているよ。



そもそもなんだけど、ラジオストリーミングって何のことなの?



ラジオ放送をインターネット回線を通じて配信する方式のとことだよ。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスで、ラジオ番組をリアルタイムでも後からでも聴取できるのが嬉しいね。
NHKラジオ第2の「らじる★らじる」アプリを使う【無料】
NHK公式の無料アプリ「らじる★らじる」を使った聴取方法です。
ラジオがなくてもリアルタイム放送を視聴
+ 「聴き逃し配信」機能もあり
1週間以内なら放送を好きな時間に聞くことができるため、多忙な社会人や学生にも便利です。



ラジオを持っていない人も多いから、このサービスは助かるわね。
メリット:
- ラジオがなくても、リアルタイムでラジオ講座を聴ける
- 1週間以内の「聞き逃し配信」もあり
- NHKラジオの全番組が対象
- 無料
デメリット:
- 聴き逃し配信には期間制限(放送から1週間)がある
- オフライン再生には非対応(通信環境が必要)
【まとめ】NHKラジオ語学講座の聴き方|毎日の15分が未来の英語力をつくる
NHKラジオ英会話は、コストパフォーマンス・継続しやすさ・内容の充実度という三拍子がそろった、英語学習者にとって心強いパートナーです。この記事では、番組の聴き方や活用法について詳しくご紹介してきました。
最後に、ポイントを簡潔にまとめておきましょう。
1. 聴取方法は自由自在
NHKラジオ英会話は、さまざまな方法で聴取できます。
- リアルタイム放送(ラジオ第2):毎朝6:45などの決まった時間に放送。
- らじる★らじるアプリ:放送後1週間のストリーミング再生が可能。通勤・通学中にぴったり。
- テキスト音声ダウンロード:本格学習者にもおすすめの活用法です。
2. 「毎日15分」で続けやすい
1回15分×週5日という絶妙なボリュームにより、日々の学習習慣として無理なく組み込めます。さらに土曜の復習回で1週間の内容を再確認できる構成も魅力です。
3. 継続のコツは「ルーティン化」と「ながら聴き」
「朝の支度中に」「夜の入浴後に」など、日常生活に合わせて決まった時間に聴くのがおすすめです。また、完全に集中できないときは“ながら聴き”で耳を英語に慣らすだけでも効果があります。
4. テキストやシャドーイングを組み合わせて理解を深める
理解を深めるには、公式テキストを使ったスクリプトの確認や、音声に合わせたシャドーイング練習も有効です。「聞いて終わり」ではなく、「聞いて、読んで、声に出す」ことで英語が定着します。
◎結論:一番大切なのは“継続”すること
どんなに優れた教材でも、使いこなせなければ意味がありません。NHKラジオ英会話は「安い」「短い」「質が高い」という三拍子揃った学習ツール。だからこそ、“毎日続ける”ことが何より大切です。
まずは1週間、スマホの「らじる★らじる」アプリで聞き流してみてください。それが、英語との距離を一気に縮める第一歩になります。
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