「アメリカの小学生が学ぶ歴史教材」という本の紹介をします。
英語を学ぶ我々日本人にとって一番の親しみのある国と言えば、アメリカ
ではないでしょうか？
ただし、日本人にとってそのアメリカの歴史をよく知っている人は少ない
ように思われます。
「いや、真珠湾攻撃、原爆投下、朝鮮戦争、ベトナム戦争知っているよ。」
と思われるかもしれませんが、これらの出来事は、アメリカの歴史のごく
ごく最近のことです。
さらに遡れば、現在のアメリカの基礎を作ったのは１６２０年にプリマス
に上陸した１０２人のイギリス人です。
彼らは聖書に基づく新しい国家を築くことを目的としたため「巡礼始祖」
と呼ばれます。
その後、続々とイギリスからピューリタンが入植して、１３の植民地が
築かれます。
しかし、彼らがイギリス本国の支配を逃れるための戦争こそ、かの有名
な「アメリカ独立戦争」です。
イギリスの支配に反対するパトリック・ヘンリーの言葉
「我に自由を与えよ、しからずんば死を与えよ」
は非常に有名で現在でもよく引用されます。
これ以上書くと長くなるのですが、この辺りの時代のアメリカの歴史
はあまり知らない方も多いと思います。
しかし、超大国アメリカの「今」を理解する為には、この当時の歴史の
知識は欠かせませんし、政治・歴史・宗教に関する英文を読むにあたっ
ては背景知識は非常に役立ちます。
日本人がこれらの歴史を学ぶのに専門書では、ハードルが高いでしょう。
そこでちょうどいいのが、アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書です。
「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」（Japan Book)
この本は、平易な英文とその対訳が見開きになっていて、意味を確認し
ながら読みやすくなっています。最低限のアメリカの歴史を学ぶのに
最適の一冊になります。
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