英語を学習するに際して、最も重要なのことの一つが、
「英語を学ぶ目的をはっきりさせる」
ということです。
一番よくないのが、次のような漠然とした目標をたてることです。
・英語力がネイティブ並みになりたい
・英語を特技にしたい
・とにかく英語ができるようになりたい
・世界に通用する英語を身に付ける
たぶん、これらの様な目標で勉強している方が多いと思います。しかし、曖昧な目標だと学習法を確立するのが難しくなります。
もちろん、英語力をつけるには、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つ技能をバランスよく身に付けることが大切です。
しかし、そのバランスも英語を身に付ける目的により、かなり異なってきます。
・海外旅行のために英会話を身に付けたい
☞場面に応じた定型の会話文を身に付ける必要があるので「話す」学習が中心になります。「読む」「書く」はそれほど力を入れる必要はありません。
☞場面に応じた定型の会話文を身に付ける必要があるので「話す」学習が中心になります。「読む」「書く」はそれほど力を入れる必要はありません。
・海外のなど書籍などから、いち早くビジネスに役立つ情報を仕入れたい
☞同じ文章を音読するよりも、多読や多くの単語を覚える必要があります。
・外国人の友人・恋人が欲しい
☞音読も役立つと思いますが、実際に多くの外国人と接するのが一番の近道です。
・仕事や就職のため、TOIECのスコアアップの必要がある
☞英検にも言えますが、過去の問題を解いて、傾向を掴む必要があります。
・英語の先生になりたい
☞従来の受験勉強を進めていくだけでも、十分に可能です。ただし、教育の現場でもオーラル・コミュニケーションの必要性が叫ばれていますので、自分でも、「話す」「聞く」の学習をする必要が出てくるはずです。
このように、英語を身に付けると一口に言っても、人により目的はそれぞれです。
漠然と英語が出来るようになりたいと、問題集や参考書を買ってきて無目的に読んでも時間の無駄になりかねません。
とは言え、英米人のようにペラペラ話せて、英語を字幕なし見ることができて、洋書をかっこ良く読みたいなど実現が困難な目標ですと、すぐ挫折しやすいですので注意が必要です。
コメント