「精聴」から「多聴」へ

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英語リーディングの学習で、「精読」と「多読」があるように、英語リスニングの学習にも「精聴」「多聴」があります。

精聴と多聴とはどんなものでしょうか?

精聴・・・同じ英語素材を何度も聞き、細かい部分まできちんと理解を目指す

多聴・・・多様な英語素材を聞き、全体内容の大まかな把握を目指す

学習が進むにつれ、「精聴」から「多聴」へ移行する学習者もいれば、「精聴」と「多聴」をバランス良く取り入れる学習者もいます。

ただ、後者であっても学習の初期段階では、「精聴」の比重が高いのが通常だと思います。

初期のリスニング学習法

学習の初期には、英語独特の発音、リズム、イントネーションなどを理屈レベルで押さえたあとは、次のように何度も聞いて耳に沁み込ませます。

・音声現象を知識として学び

・その現象を耳に覚え込ませる

このように、初期の段階では、多くの英文を聞くのではなく、英語の音声の特徴的な部分に絞って学ぶのが効率的です。

川合典子 Official Web Site (発音に関する絶対お勧めの本)
□「英語発音、日本人でもここまでできます。」が素晴らしいです。
書籍としては、今までにない分かりやすさ。2時間のDVD付きで、発音にとって重要なヒントが多数。目から鱗の内容です。
□発音で挫折の経験がある方は、是非、一度のこの書籍を目を通して欲しいです。
今までのモヤモヤが晴れるはずです。(サイトの内容より著書の内容が素晴らしいです。書店でご確認下さい。)

 

「精聴」から「多聴」への移行

しかし、ある程度、音声部分の学習が進んで聞き取りに自信を持てるようになったら、いろいろなジャンルの素材を大量に聞く学習法に切り替える時期になります。

「何度も繰り返し」から「広く・浅く」の学習方法に移行しましょう。

もちろん、音声面に注意を払うことも大切ですが、この時期には、全体の大まかな意味を掴むことに注意を払うようにします。

お勧めのリスニング素材

お勧めのリスニング素材を紹介します。

リスンニング素材に関しては、どれが一番優れているかは一概に言えなく、個人の好みが影響してきます。

ニュースが好きだったり、ドラマが好きだったり、音楽が好きだったり、個人の興味に応じて教材を選ぶのが長続きのコツです。

イングリッシュアドベンチャー(アカデミー出版)
私も中学生の頃、「家出にドリッピー」を親に泣きついて購入しました。評判通りオーソン・ウェルズのナレーションは素晴らしく、今でも耳に残っています。平易な文章で、物語の世界に引き込まれます。ただネットで音声を拾える時代に高価すぎるのが欠点です。

 

1000時間ヒアリングマラソン(アルク)
アルクの人気No1講座で、多彩な英語素材で飽きることなく学習できます。聞き取る力はもちろん、海外の文化や社会情勢など背景知識も身に付き、英語の総合力をアップさせます。毎月のテスト講座専用SNSもあり、万全のサポート体制も魅力です。

 

スピードラーニング(エスプリライン)
石川遼選手も受講で有名な英語教材です。ネットや各種雑誌で酷評されていることでも有名です。「聞き流すだけ!」という宣伝文句にも批判が集中。安価で優良なフレーズ集が多数市販されているなか、「聞くだけ」教材にここまでお金をかける意味が分からないという意見が多いです。ただ、有名なだけに、一度は試すのもあり?

 

TED(講演映像集サイト)
TEDは、英語学習者の間で話題の講演映像集サイトです。世界の知識・英知が集まった極上のプレゼンテーテョンを無料で閲覧できます。学術・エンターテイメント・教育・デザイン・テクノロジーの著名人のスピーチの数々は知的好奇心を充分満たす内容です。また、5分程度のスピーチが多いので、飽きることなく聞くことができます。

 

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