英語をスムーズに話せるにようになるたのトレーニング本として、
市橋敬三氏の『話すための英文法』シリーズ
森沢洋介氏の『話すための瞬間英作文トレーニング』シリーズ
をお勧めしてきました。
中学レベルの構文、フレーズを徹底的に学習することにより、「単なる知識」から「話せるスキル」に変えていくトレーニングをすることで実用的な英会話能力の習得が可能になります。
私たちも、日本語を話すときに、文法のことを考えて話している人はいないと思います。
だからと言って、英語を話そうとするとき、英文法は不要と考えるのではなく、英文法のことを考える必要がなくなるほどしっかり文法項目を繰り返すことが必要になるのです。
そこまで自分の血肉となるほど繰り返し学習することによって、不思議なことに読解力、リスニング力もアップできるようになるのです。
恐らく理屈的には、こういった学習法が大切だと理解している人も多いと思います。しかし、いざ実践しようとすると挫折する学習者も多いのです。
以前の私もそうだったんですが、学習をしていると、「こんな簡単な文章を毎日音読するのがバカバカしい」病が発病するのです。
例えば、以下の例文をご覧下さい。
〜「話すための英文法 Step1」より〜
・Are they busy now?
・He isn’t a chef.
・Is Dad washing the dishes?
・There are some towers in his office.
・What do you want?
こんな感じの英文を毎日音読するのです。特に大学入試を経験されて有名大学に合格された方にとってはバカバカしいレベルの内容だと思います。
正直、音読していても退屈ですし、こんなレベルの1ヶ月も学習しても、上達を感じられず途中でやめる方も多いと思います。
「話すための英文法」「話すための瞬間英作文トレーニング」の唯一の弱点が単調さや退屈さなんです。
唯一の弱点なんですが、学習を継続する上で、大きな弱点と言えます。
やはり退屈だと続きませんし、1、2週間では上達を感じれないと思いますので、やっいる方は、苦しくなると思います。
だったら、次のような言い回しを覚えた方が楽しいですし、勉強になった気がするはずです。
・It’s all in a day’s work.
(それは、何も特別なことではない。)
・Show me what you’re made of.
(実力のほどを見せてもらおうか。)
これらの英文を覚えると、「勉強したな〜」という気持ちになると思います。
しかし、どんなに難しい熟語や単語を覚えても、英語を話せるようにならなかった訳ですから、ここは腹をくくって最低3ヶ月は、「話すための英文法」などの本をやり込む決意をすることができるかが英語を話せるようになるかの分かれ目だと思います。
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