いろいろなシーンで使える便利なフレーズ集から、超オススメの一冊を紹介します。
「リアルな日常表現2900英会話フレーズブック」(多岐川理恵著)
仕事・遊び・恋愛などシーン別に日本語を見ているだけ「英語で何と言うのだろう?」と思って気になってしまうリアルな表現が満載です。
英語関連の著書多数ある多岐川恵理さんの中でも一番のヒット作と言える一冊になります。
・三省堂・英語実用書ランキング1位(2007年12月4日〜2008年2月4日集計)
大きな書店に出入りされる方は、このフレーズ集が大々的に紹介されていたのをご存知だと思います。
もちろん、その価値がある優れたフレーズ集です。
通勤、職場の人間関係、カラオケ、飲み会、インターネットなど多岐に渡る生活に即したフレーズが満載です。
日常でもよく使うけど意外に言えないフレーズの数々に目が鱗の一冊です。
従来のフレーズ集というと、分量が多すぎたり、少なすぎたり、又は退屈な内容だったりしたものです。
ボリューム的にも2900と絶妙な分量です。決して少ない分量ではないのですが、例文の楽しさがそれを忘れさせます。
掲載の例文を少し紹介します。
・Got everything.(忘れ物ない?)
・I taught myself to cook.(料理は独学。)
・I can’t carry a tune. (私、音痴なの。)
・I’ll wear it now.(着て帰ります。)
・I don’t know where to begin.(何から手をつけたらいいのだろう。)
これらの例文をちょっと見ただけでも楽しそうな内容だと思いませんか?
このフレーズ集を友人に紹介したら徹夜で読んでしまったとのことです。
語学の学習に必要な“楽しむ”という要素を満たしたイチ押しの一冊です。
この本を音読の素材にするもいいと思います。
もちろん、場面ごとに分類されたフレーズ集ですので、文法項目を網羅したものではありませんので、市橋氏の「話すための英文法」や森沢氏の「瞬間英作文」の代役を果たせるかは微妙なのです。
しかし、「話すための英文法」「瞬間英作文」の例文が退屈すぎて挫折した人にとっては、「リアルな日常表現2900英会話フレーズブック」で音読を続けるのも1つの手だと思います。
「リアルな日常表現2900英会話フレーズブック」を使って音読に慣れたら、「話すための英文法」や「瞬間英作文」に移るといいでしょう。
また、CDも3枚ついていて、日本語→英語の順で収録されていますので、リスニングの学習にも役立ちます。
基本、このフレーズ集は、中学レベルの単語が多いのですで、基本単語の音をきちんと聞けているかを試すことができます。
読み書きの受験英語しか経験がない方ですと、意外と基本単語を音で正しく認識でいきていないものです。
この機会にリスニングの上達も併せてはかるといいと思います。
個人的には、「リアルな日常表現2900英会話フレーズブック」がいちばんおすすめのフレーズ集ですが、他にも良質なものが多数出版されています。
自分にあったフレーズ集を探したい方は、次の記事も参考にしてください。
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