英作文をする上で、「文を構成する上で必要なルール」である英文法の知識
は必須になります。
スピーキングでは、表情や身振りなどで文章としての不完全さを補うことは
可能ですが、ライティングに関しては、文法的な正しさが必要とされます。
本格的に英作文の学習法を進めると、穴埋めなどの試験対策で勉強していた
「英文法」と英文を作り上げるルールとしての「英文法」とはかなり異なる
と感じられるはずです。
英作文をする際、骨格となるのが次の3点になると思います。
①主語を決める
②動詞を決める
③時制を決める
一見、簡単なことに思えますが、意外と難しい論点を含んでいます。
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①主語を決める
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・冠詞
・可算/不可算名詞
・名詞の単数・複数
・総称人称
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②動詞を決める
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・文型
・態(能動態と受動態)
・主語と動詞の一致
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③時制を決める
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・必ずしも現在を表さない「現在時制」
・「will」と「be going to」の違い
・時制の一致
大学受験の長文読解や文法問題では、あまり意識されない点なんですが、
英作文に取りかかる時に、最初につまずき易いのが上記3点だと思います。
英作文に真剣に取り組みたい方の最初の一冊には、
「例解 和文英訳教本 文法矯正編」(小倉弘著)
がお勧めです。
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