英語の学習に大切なことは、語彙を増やすことです。
大学受験時代に、予備校講師などが「どんなに単語や熟語を覚えても、英文の構造をしっかりと理解しないと得点にはならない。」と言うのを聞いて、闇雲に英単語・熟語を覚えるのは無駄だと考える方も少なくありません。
確かに、大学受験のような一定の学力を試す試験では、覚える英単語を出来るだけ絞り、効率的に学習することが必要ですが、英検準1級以上を目指す方は、広範囲な語彙力が必要になってきます。
語彙の知識は、リーディング能力に直結しますので、非常に大切になってきます。
分からない英単語があっても推測可能だという意見も多いですが、2,3行に分からない単語が4個や5個もあれば、文意をとるのが困難になるはずです。
楽しく英文を読むためにも、集中して語彙を増やことが大切だと考えます。
語彙を増やすメリット
語彙を増やすメリットは、次の通りいくつかあります。
・学習していて、進歩が目に見えて感じやすい
・リスニングでも聞き取れる単語が増える
・英検などのテストで、高得点を狙いやすい
語彙を増やすメリットは、数知れずといったところです。
語彙を増やすというのは、地味な作業で敬遠しがちですが、集中して腰を据えて取り組みたいものです。
語彙を増やすために役立つこと
語彙を増やすことが大切だと分かっても、「単語の暗記」が苦手な方も多いと思います。
「覚えては忘れる」の単純な繰り返しで、退屈で苦痛な作業だと思っている方も多いはずです。
その一方で、英単語を覚えることに喜びを感じる方も、多く見てきました。そういった方は、単純な暗記の中にも楽しさを見いだしているようです。
楽しむから、継続できる。継続できるから、成果が出る。といった良い循環が出来上がっているようです。
私が見て来た中で、単語が強い方の共通点をいくつかあげてみます。
・音声で覚える
・文脈で覚える
・語彙との「出会い」を増やす
・語源を使って単語を覚える
それぞれ、みていきましょう。
音声で覚える
音声で覚えるというのは、もちろんリスニング対策としても有効です。
一昔前は、単語帳にテープが付いている教材は珍しく、別売りでテープがあってもかなり高額で視覚的に単語を覚えるのみの学習が主流でした。
しかし、最近では、中学生用の書籍でもCD付属が当たり前になり、音声面も学ぶことも容易になりました。
ただ、単純にテスト対策だけを考えると、単語を文字面と音声面両方で覚えるのは2倍の時間がかかると考え、付属CDを活用していない方も多いです。
最初は、音声も合わせて覚えるのは、時間がかかって遠回りだと思うのですが、面倒がらず、普段からきちんと音声もチェックする習慣をつければ、その音声が暗記を助ける重要な要素になってくるはずです。
文脈で覚える
文脈で単語を覚えるのも最近の主流の語彙の学習法です。重要な英単語の大部分は複数の意味を持ちますので、文脈で覚えることが大切になります。
語彙との“出会い”を増やす
人間の記憶とは、いい加減なもので、忘却はつきものです。単純接触を増やすことによって、記憶に定着しますし、記憶自体のセンスが身に付いてきます。
語源を使って英単語を覚える
語源を覚えることによって、意味の分からない単語も推測できる場合があります。
また、英単語を暗記する際のヒントになる場合も多いですので、一度しっかり取り組むと効率的に英単語を覚えることができます。
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語彙を増やす工夫
語彙を増やすのに特効薬はありません。
地道な作業で覚えるしかないですが、いくつか私が実践した語彙を増やす工夫を紹介します。
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