『Forest (フォレスト)7th Edition』 (桐原書店)の紹介です。
恐らく、今の高校生が最も利用している英文法の参考書だと思います。
「Forest(フォレスト)」は、文法事項がバランス良く網羅された参考者
です。
従来の辞書的な文法書との一番の違いは、
①その説明の分かりやすさ
②バランスの良さ
の2点だと思います。
説明が丁寧なのに、明快で簡潔というのが、一番の支持される理由
でしょう。
丁寧な解説だと、長くなったり、クドくなったりしがちですが、
「Forest」だと読んでいてスッキリした感じがします。
従来の分厚い英文法書だと、かなり実力が高い人でないと読みこなせない
作りになっていたものですが、「Forest」だと意欲ある高校生がなんとか
1人で学ぶのに充分な親切な説明が貫かれています。
また、「Forest」は、網羅生が高い文法書として知られていますが、
決して細かい点には深入りしていません。
あまり実用的でない例外の羅列だったり、特定の分野に偏った解説だったり
が一切ないバランス感覚が素晴らしいと思います。
ただ、個人的には、「高校生がここまでしっかり学習する必要があるかな?」
と思います。
現在完了の正しい理解がなく、なんとなく「〜た」で訳して乗り切りましたし、
加算名詞、不加算名詞の違いや冠詞の使い方なんか一切理解してなくて受験を
のりきりました。
英語のサイトを作っている人間がこんなテキトーなこと書いていいのかと思い
ますが、受験生は英文法だけでなくやることは一杯ありますし、点数に結びつ
く重要なところに力を入れるのが受験の鉄則です。
「Forest」なんかで,変に英文法に目覚めて、深入りするというのは、1つの
リスクとして恐いと思います。
ただ、大学受験の乗り切った大学生が、英検やTOEIC対策でさらに上を目指す
場合は、しっかりとこの本で英文法の理屈的な部分や抜けている重要例文を
しっかり押さえるには非常に役立つと思います。
さすがに、英検準1級以上目指す学習者が現在完了の使い方や名詞の加算・
不加算の違いに気を使わないのはマズいと思います。
英文法に無知の高校生が一から学ぶのと、大学受験の勉強で穴があったとして
も一通り英文法を知っている大学生とでは、一冊にかける時間は違うはずです。
大学生なら、通読するのにそこまで時間はかからないはずです。
また、高校生が「Forest」を辞書的に使うのはいいと思いますが、
網羅生は高いですが、細かい点まで掘り下げていないので、
実力のある社会人が辞書的に使うのには不向きです。
「Forest」で物足りない部分や解決できない場合は、
「表現のための実践ロイヤル英文法」
を使うといいでしょう。
また、フォレストとよく比較的な英文法書として、
「一億人の英文法」があります。
こちらは、ユニークな解説で定評のある英文法書です。
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