スーパー口語表現　｜　高いレベルの語彙を求める人のために

ちょっと難易度の高い英単語集として「スーパー口語表現」(植田一三著）
を紹介します。

この本は、口語的で自然な表現を身につけたい方に最適な一冊です。

植田氏の著書なのでやりごたえはかなりあります。

Chapter１では、「イディオム診断＆イディオム力UP法」が書かれていて、
現在の自分の力を診断でき、知識の偏りがないかなどをチェックできます。

英検準１級レベルの学習をしたことがない方には、
かなり難しく感じるはずです。

Chapter２では、「イディオム」を学習していきます。これも難易度が高い
ですが、

「動物」「鳥」「自然現象」「物」「食物」「人体」「数・色など」
とっいった分け方でイディオムが紹介されいるので記憶に残りやすいです。

例えば、「人体」のイディオムといったら、a private eye（私立探偵）、
be all eyes（食い入るように見る）といった感じで紹介されます。

chapter３では、「基本動詞」を使った言い回しを多数紹介しています。

例えば、基本動詞「get」のコンセプトとして「ある状態になる、至る」と
解説し、それから派生する用法を説明しています。

それ以降のChapterも独特の切り口で口語表現が盛りだくさんで紹介されて
います。

ちなみに、著者は、Chapter１の中でイディオム力を増強のために学習法と
して次の７つを挙げられ、著書の中で具体的な学習法まで書かれています。
※非常に参考になりますので、実際に本を手に取って読んでみて下さい。

１．聞いて音読する
２．イディオムは例文で覚える
３．イディオムのコンセプトとシンボルを掴む
４．イディオムの豊富な英文（放送）をインプットする
５．覚えたイディオムを会話や作文で意図的に使う
６．英語の検定試験を受ける
７．いろんな英語の辞書（辞典）を読む

かなり難易度の高い本ですので、全ての学習者に勧められるわけではあり
ませんが、現在かなり高い語彙力を持っている方やこれから高いレベルを
目指す学習者に役立つはずです。

特に以下のようなメリットがあります。

１．英検準１級・１級、通訳ガイド試験の語彙問題に役立つ

２．多彩な表現が身につく

３．TIME、Newsweekに挑戦したい学習者に役立つ