英語は「学問」ではなく「技術」と心得る

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受験勉強で英語を学習してきた人にとって、英語学習とは、難しい文法理論や知識を駆使する「学問」と考える人が多いと思います。

ですから、多くの人は、参考書で覚えた多くの知識をもとに、空欄を埋めたり、並べ替えをしたりすることによりテストで好成績をとること目標にして、日々、苦しい勉強を続けます。

理科や社会であれば、そういた勉強もいいかもしれません。また、英語の学習が一流大学に合格することだけが目的であれば、それでもいいかもしれません。

しかし、実用的な英語を身に付けるけるとなると、その学習法だと必ず限界がくるはずです。なぜなら、英語の習得は、「自転車に乗る」ことや「スポーツ」と一緒で、最低限の理屈が必要なのかもしれませんが、最終的には「体で覚える」ということが必要だからです。

畳でいくら泳ぐフォームを学んでも、泳げるようにはならないのです。

どんなに難しい単語や文法事項を多く身に付けても、反射的に口に出せるレベルまで訓練しないと役に立たないのです。

そこで必要になるのが、中学生レベルの英語を自在に操れるようになることです。

そして、自在に操れようになるには、何度も音読するのが一番効果的です。

しかし、受験勉強で多くの知識を身に付けた人にとって、最も苦痛なのが、この作業なのです。

どの例文も簡単に訳せるし、理解できる。中学生で学習したこと何て馬鹿らしくやってられないと考えてしまうのです。

以前の私も、そうでした。どんなに英語の達人と言われる方々が、中学レベルの音読の大切さを説かれても、「この程度の文章を勉強するのはつまらない。」となってしまいます。

知的好奇心を刺激しないから退屈です。ですので、すぐ挫折してしまうのです。

ですので、今まで通り、洋書を読んだり単語集で新たな知識を身に付ける一方で、中学レベルの例文を1日15分だけでも音読することをお勧めします。

「わずか1日15分だけでいいの?」

そう思われる方も多いと思います。しかし、やってみると分かると思いますが、15分音読するのは結構疲れます。慣れないうちは喉が乾いたりで、かなりしんどいと思います。

それを3ヶ月間続けると結構進歩を感じたり、音読すること自体が楽しくなってきます。そうなったら、しめたものです。徐々に時間数を増やすことを検討するといいかもしれません。

意外に思われるかもしれませんが、1日だけ8時間だけ勉強するのは、そんなには難しくないのです。しかし、1日15分を3ヶ月続けることができる人は思いの他に少ないのです。

僅かこれだけのことで、その他大勢の人と差をつけられるなんて、ラッキーだと思いませんか?

受験英語で勝利したプライドを捨て、これをやり遂げることができるかが、英語を「学問」から脱皮して、「技術」として身に付けられるかの試金石と思います。

ぜひ、騙されたと思って試してみて下さい。

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