リスニング学習で最もメジャーな方法として、シャドーイングがよく知られています。
シャドーイングとは?
シャドーイングとは、スクリプト(原稿)を見ずに英文を聞くことに集中し、手本の音声通りに影(shadow)のようについていく学習法です。
音声が聞こえた瞬間に同じ音を出すため、音に対する集中力と反応の速さが養われます。
その一方で、ディクテーションほどの負担はないため、初心者にも取り組みやすい学習法として人気があります。
通訳を目指す方がよく使っていることでも有名な学習法です。
シャドーイングの学習の手順
おおまかな学習の手順は次の通りです。
②英文を聞き取り、音声を即座に真似て繰り返す(それを録音すると尚良い)
※慣れないうちは、ブツブツつぶやく程度でも良い。(マンブリング)
③録音した自分のシャドーイングを聞いて弱点を分析する
シャドーイングの際も、難しすぎない教材を使うのが大切です。
一見単純なトレーングですが、始めは苦労する方も多いはずです。その場合はブツブツつぶやく程度のシャドーイングをしましょう。
一般的に、それをマンブリングと言います。
シャドーイングのメリットとデメリット
一般に、シャドーイングのメリットとデメリットは以下の通りです。
シャドーイングのメリット
・英語のリズム、イントネーションが身につく
・発音がよくなる
・英語のスピードに慣れることができる
・手で書き写すより、時間や手間がかかならい
・シャドーイングのデメリット
・不正確に発音しても気づかない可能性がある
・発音をきちんと学習していないと、間違った発音の癖がつく可能性がある
・スピードについていくだけで満足しがちになる
自分の耳に頼る分、不正確さが欠点としてあげられますが、それでも多くの方が成果を感じた学習法であることは間違いありません。
英語学習の万能薬までは言えないまでも、かなり高い学習効果が期待できます。
ただし、自分の発音に自身が持てないと
「本当に自分は正しく発音出来ているのか?」
と不安になりながらの学習になりますので、早めに発音学習に取りかかることをお勧めします。
シャドーイングに関するお勧めの書籍
シャドーイングに関してお勧めの本を紹介します。
シャードーイング自体が人気の学習法として定着してきましたので、多くの良書が出版されています。
・決定版 英語シャドーイング超入門 (玉井健 著)
・決定版 英語シャドーイング入門編 (玉井健 著)
・ゼロからスタートシャドーイング(宮野智靖 著)
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