英語の発音が聴き取れない理由として一般的によく知られているのは、
・音の変化(リエゾン、リダクション)
・リズムとイントネーション
・アクセント
・「R」「L」「F」「V」など個別の音の発音
などの要素になります。
しかし、リスニングの学習を本格的に始める前に意外な盲点になりやすい点が
あります。
それは、「基本単語」の発音です。
確かに、英語が聴き取れないと、音の変化などが原因と思いがちなんですが、
意外と中学レベルプラスαの基本単語の発音を正しく覚えてなかったりします。
そもそも、基本単語の発音を正しく覚えていなければ、長い英文を聴き取れる
わけがありません。
そこでお勧めの単語集を紹介します。
『話す英語の単語力』(語研)
この単語集は、サブタイトルが【分野別】ベーシック2000語となっている
通り、中学レベル・高校1年生レベルの単語集で話すために必要な単語がCDに
収録されています。
ですから、単語の知識面で言えば、新しい発見はあまりなと思います。
実際に、この単語集をパラパラとめくると、
boss family curtain meal protein
といった超基本単語ばかりです。
ですけど、これら基本単語を先入観なしでCDで聞いてみると意外とイメージし
ていた発音と違うものが多くでビックリするものです。
基本単語2000語で、英語の日常の会話の70〜80%をカバーできるとも
言われていますので、闇雲に難単語の習得に血眼になるより、この本の単語の
発音を全て習得すれば少ない努力でリスニング力も向上するはずです。
もちろん、基本単語を扱った単語集は多数ありますが、『話す英語の単語力』
は必要最低限の単語が無駄なく掲載されていますので非常にお勧めです。
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