私が「話すための英文法シリーズ」をやり遂げられた理由

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英会話学習のための「話すための能力を向上させる超オススメの本として、「話すための英文法シリーズ」「話すための瞬間英作文シリーズ」を紹介してきました。

この2シリーズは、受験英語しか経験がない方が、英会話の学習を始めるための第一歩として非常に役立つ本です。

中学レベルの基本例文をひたすら音読する学習法は、効果が高いですが、単調さのために飽きがきて非常に挫折しやすいです。

私も過去に「話すための英文法シリーズ」を取り組んで、そのあまりの退屈さに何度か挫折したものです。

では、なぜ私が「話すための英文法シリーズ」をついに挫折せずにやり遂げることができたのかと言えば、意志が強かったからです。と言いたいところですが。。。

実は「怪我の功名」だったのです。仕事で一時期忙しい時期があり、土日も含め英語の学習の時間が全く取れない時期がありました。

どんなに頑張っても1日に30分間捻出するのが限界でした。とはいえ、全く学習時間を取れないのはさすがにマズいと思い、30分間は睡眠時間を削っても毎日時間をひねり出しました。

ただ、30分間は、学習するのに非常に短すぎる時間です。普通ならば、やっとエンジンがかかり出す時間です。

ですから、その30分間を何の学習を当てようか考えたときに、学習した実感が持ちやすい音読だけに絞りました。それ以外は絶対にやらないと決意しました。

その時に使用したテキストが「話すための英文法シリーズ」です。

リーディングの30分は、あっという間ですが、音読の30分間は決して楽ではありません。

その仕事の繁忙期は、リーディングやリスニングは一切しませんでした。それまで、英語の学習に2時間ほど費やしていたときと大違いです。

どれだけ英語力が落ちるのだろうと心配で半年ほど音読だけを続けたのですが、心配をよそに、その半年間で話す力がつくのを初めて実感できたのです。

うまく説明できないのですが、英文がすらすら口をついてくるというか、英文が体に馴染んで、深化するというのが実感できたのです。

「英語を話す力をつけたい。つけたい。」と頑張って学習していた時には、全く感じることができなかった会話力の向上が、「英語力をつけること」を一切諦めた時期に一番身に付くという皮肉な現象が起きたのです。

それからというもの、仕事がだいぶ楽になってきてからも、どんなに忙しくても、毎日30分は音読を繰り返しています。

今では、「音読を頑張らなきゃ。」という意識より、音読をしないと気持ち悪いという感じになりました。そうなると、どんどん会話力がついてきます。

ですから、私の経験上、単調さに負けず半年間我慢できるかが、この教材の成否の分かれ目だと思います。

「信じる者は救われる」だと思います。

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