オススメの英単語集として
「速読英単語(必修編)」(Z会出版)を紹介します。
「速読英単語」は、「文章の中で接した単語の方が覚えやすいし、
しかもその回数が多ければ多いほど、記憶の定着率も高い」という確信から
うまれたとのことです。
100〜200words 程度の長文に、10個ほどの見出し語がちりばめら
れています。
しかも、コンパクトなサイズながら、長文の全訳も掲載されています。
その文章も中堅大学レベル以上のもので、英単語を覚えながら、読解の学習
もできる、「一粒で二度美味しい」タイプの単語集です。
また、語法や関連語の解説も充実していますので、1冊でかなりの数の単語
をカバーすることができます。
ただ、同じく人気単語集の「DUO3.0」が1つの例文に5、6個の見出し語を
学べるの比べると、文章が長いぶん学習者の負担になります。
その負担が、自分の実力向上に役立つと考えるか、単語集を回転させる際に
重荷となると考えるかで、好き嫌いが別れてくると思います。
個人的には、「速読英単語」のあの200words弱の読み応えのある文章が
好きでした。
「速読英単語」は、当然、英単語を覚えるために使うこともできますが、
音読用の素材として使えば、大学入試レベルの標準的な文章であれば、
返り読みをしないで読めるようになる訓練になると思います。
そういった使い方もいいと個人的には思っています。
「速読英単語」の特徴は、本のはしがきに的を射て書かれています。
読解の練習とボキャブビルを、別々の作業として行うのではなく、同時にやってしまう。しかもそれを繰り返し行うことができる。さらにこのシリーズ(必修編と上級編)で、必要な語が完全に網羅されています。
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