覚えるだけの世界史から、ときながら考える世界史へ。

ときおぼえ世界史は、大学受験と教養のための世界史ブログです。

封建社会からフランス革命、ナポレオン時代までを体系的に学び、「歴史で世界を読み解く力」を育てます。

今後は、中国史やイスラーム史も含めた“世界の歴史全体”へ拡大予定です。

世界史中心のブログですが、英語や教養にもつながる“学び直しの知識”を、図解・問題・解説でわかりやすく紹介します。

ときおぼえ世界史とは?

世界史の学習で多くの受験生がつまずくのは、教科書や用語集をただ読み込んで暗記しようとすることです。

膨大な情報を前にして、「何が重要なのか」「どんな形で問われるのか」がわからないまま覚えようとすると、効率も悪く、すぐに忘れてしまいます。

そこで「ときおぼえ世界史」は、まず問題を解いてから知識を整理するという学習法を提案します。

問題を解けば、「ここが試験で狙われる」「この用語はこう問われる」という実感が伴います。そのうえで教科書や資料集を読むと、ただの知識の羅列ではなく、“出題の文脈”として理解でき、記憶の定着も格段に高まります。

つまり「解く」ことで“問われ方”を知り、そこで初めて本当の「覚える」につながる。

この 「解く」→「理解」→「覚える」 の流れこそが、「ときおぼえ世界史」の核心です。

受験勉強は時間との戦い。効率的に、そして実戦的に知識を自分のものにしていくために――
「ときおぼえ世界史」は、あなたの世界史学習を次のステージへ引き上げます。

“覚えるだけの世界史”から、“考える世界史”へ。

ときおぼえ世界史は、歴史を通して「今を理解する力」を育てるブログです。

大学受験世界史で頻出のポイントを押さえつつ、章末には関連する論述問題や一問一答も用意しているので、入試対策にも最適です。文字通り、問題をときながら世界史を深く理解できる構成になっています。

ときおぼえ世界史の構成

基本的には、世界史記事は次のように、【基幹記事】と【詳細記事】に分かれています

【基幹記事】重要単元を俯瞰する親記事。通常は序章に俯瞰するチャートがあります。

【詳細記事】重要単元から派生するテーマを詳しく深彫りした小記事。

どんなイメージ?

【基幹記事】
封建制度とは何か ― ヨーロッパ中世を動かした「土地と忠誠」の契約社会

【詳細記事】
【各国別①】フランスの封建社会 ― 王権弱体から絶対王政への道

例えば、基幹記事では、ヨーロッパの封建制度の意義や影響などを俯瞰する内容になっています。

詳細記事は、フランス、イギリスなど各国別の封建制度や、フランスとイギリスの封建制の違いなどの入試のテーマとなりやすい分野を深く理解できる内容になっています。

章ごと又は章末には、重要な論述問題とその解答例を作成しています。入試に論述問題ができな方でも、世界史の流れを整理するに役立つ内容ですので、必ずお読みいただきたいです。

封建社会から近代国家の成立まで、時代を超えて学び直す楽しさを伝えます。

将来的には中国史・イスラーム史も扱い、真の「世界の歴史ブログ」を目指しています。

世界史で問題演習が大切な理由


世界史の勉強法として、教科書や一問一答を読み込んで対策している受験生も多いでしょう。

もちろん、1冊を何周も繰り返すことは大切ですが、実はそれだけでは得点が伸び悩む原因になることがあります。

世界史で合否を分けるのは、「用語を知っているか」ではなく「どう出題されるか」です。

例えば、ペトロとパウロの違いを問う次の問題にすぐ答えられるでしょうか?

Q. 元ユダヤ教徒でキリスト教徒を迫害していたが、改宗後は異邦人への布教に尽力し、多くの書簡を残した人物は誰か。

A. パウロ

名前は知っていても、どちらか迷う受験生は多いはずです。このように、「切り口」を意識した問題演習が得点力を大きく左右します

問題演習を重ねることで、「この文章はよく正誤問題で正解の肢として出る」「この用語はひっかけパターンだ」という実戦感覚が身につきます。

この力は、特に上位大学になればなるほど合否を左右します。

また、一つの教材をやり込み過ぎると単調になり、頭に入りにくくなる時期があります。

そんな時こそ、新しい刺激で知識を再整理すると記憶が定着しやすくなります。

ときおぼえ世界史では、皆様の記憶に残る世界史の記述を心がけています。

英語・教養で広げる学び

当サイトは、世界史受験生をメイン読者として想定しつつ、教養として世界史をやり直したい社会人にも役立つ記事を心がけています。

受験世界史のすべてが分かるポータルサイトを目指していますが、一方で社会人に必須の英語や時事などの教養も学べるサイトとしての特徴もあります。

次のような記事も人気です。

【レベル別】おすすめの英字新聞・英語ニュースサイト!でリーディング力をつける

面白いから続く!TED初心者にお勧めのプレゼン動画10選

どんどん?スラスラ?「話すための瞬間英作文」シリーズの全9冊を徹底比較!

ときおぼえ世界史が目指しているもの

私は大学受験で、悔しい経験をしました。

当時は「世界史=用語集を丸暗記するもの」だと信じていて、ひたすら知識を詰め込む勉強ばかりしていました。

模試では範囲が限られているため高得点を取れるのですが、いざ過去問など広範囲になると、一気に点が取れなくなる。

努力しているのに結果が出ない不安とストレスを抱えながら、原因も分からぬまま入試本番を迎えました。

目指していた早慶大合格は叶わず、その悔しさは今でも心に残っています。

大人になった今振り返ると、あの頃の自分には「試験でどう問われるか」という視点が欠けていたのだと気づきます。

ただ闇雲に覚えていただけで、歴史の流れや背景を理解していませんでした。

このブログ「ときおぼえ世界史」は、そんな当時の自分に向けて書いています。

「世界史はこういう視点で覚えるんだぞ」
「用語の定義や背景を理解してこそ、本当の知識になる」

──そう伝えたい。

読者の中で、もし一人でも「このブログが早慶合格に役立った」と言ってくれる人がいれば、それが何よりの喜びであり、過去の自分への小さなリベンジだと思っています。