SATORU– Author –
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中世ヨーロッパ
シトー会とは? ― 中世ヨーロッパに広がった修道院改革
12世紀のヨーロッパでは、修道院は単なる信仰の場にとどまらず、社会や政治にも大きな影響を与える存在となっていました。そのなかで登場したのが、シトー会と、その精神的指導者として知られるベルナールです。 シトー会は、クリュニー会の発展がもたらし... -
中世ヨーロッパ
ベネディクト会とは何か?― 中世ヨーロッパを支えた修道院ネットワーク
ベネディクト会とは、6世紀に成立した修道院運動を起源とする修道会であり、「祈り(祈祷)と労働(労作)」を生活の基本原理とする戒律にもとづいて共同生活を行った修道士たちの集団です。 中世ヨーロッパにおいて最も広範に普及した修道会であり、修道... -
中世ヨーロッパ
レコンキスタとは?
レコンキスタとは、8世紀以降イベリア半島で進められた、キリスト教勢力によるイスラーム勢力支配地域の奪回運動のことです。 711年のイスラーム勢力の侵入を契機に始まり、1492年、グラナダのアルハンブラ宮殿が陥落してナスル朝が滅亡するまで、約700年... -
中世ドイツ史
東方植民とは?
中世ヨーロッパ史における「東方植民」とは、主に12〜14世紀にかけて、ドイツ人を中心とする西欧の人々がエルベ川以東の中・東ヨーロッパへと移住し、農地開発や都市建設を進めていった歴史的過程を指します。 これは単なる人口移動ではなく、社会構造・経... -
商業と都市の発展
シャンパーニュ定期市とは?
中世ヨーロッパの商業発展を象徴する存在が、シャンパーニュ定期市です。 これは12〜13世紀を中心に、フランス北東部シャンパーニュ地方の複数都市で周期的に開催された国際的な定期市で、北ヨーロッパと地中海世界を結ぶ交易の結節点として機能しました。... -
中世イギリス史
アルフレッド大王とデーン人の侵入 ― イングランド統一への道を読み解く
アルフレッド大王とは、9世紀末のイングランド南部ウェセックス王で、デーン人(ヴァイキング)の侵攻に対抗し、イングランド国家の基礎を築いた人物です。 その意義は、軍事的抵抗だけでなく、防衛体制の整備、行政改革、教育振興を通じ、後の統一王国に... -
中世イギリス史
ヨーク朝/ヨーク家とは?
ヨーク家とヨーク朝は、15世紀イングランドの激動期を象徴する存在です。 名門プランタジネット家の一系統として登場したヨーク家は、王位継承問題をめぐる対立の中で存在感を強め、やがて薔薇戦争の中心勢力として歴史に深く刻まれました。 彼らの掲げた... -
中世イギリス史
ランカスター朝/ランカスター家とは?
ヨーク朝と並び、15世紀イングランド政治史の象徴ともいえるのがランカスター朝(ランカスター家)です。 エドワード3世の子孫であるジョン・オブ・ゴーントの系統から誕生したこの王朝は、百年戦争後期の混乱と財政危機、そして王権をめぐる貴族勢力との... -
中世イギリス史
アングロ=サクソン社会の基礎知識 ― ゲルマン侵入から七王国時代までをわかりやすく解説
アングロ=サクソン社会とは、5~11世紀にかけてブリテン島の大部分を支配したゲルマン系諸部族(アングル人・サクソン人・ジュート人)によって形成された社会・文化・政治体制のことです。 ローマ帝国支配が崩壊した後、彼らが定住し、複数の王国を築き... -
中世イギリス史
ノルマン朝のすべて ― ウィリアム征服王から無政府時代までの歴史を俯瞰する
ノルマン朝は、1066年のノルマン・コンクエストによってウィリアム1世がイングランド王位を獲得してから、1154年にプランタジネット朝が成立するまで続いた中世イングランドの王朝です。 アングロ=サクソン時代から大陸のノルマン人支配へと統治構造が大...