SATORU– Author –
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ときおぼえ世界史
知恵の館を分かりやすく解説― イスラーム世界がつないだヨーロッパ知の再生
9世紀、アッバース朝の都バグダードに設立された知恵の館では、古代ギリシアの学問がアラビア語へ翻訳され、さらに独自の発展を遂げました。 この知的蓄積は、後にイベリア半島やシチリアを経由してラテン語世界へと伝えられ、パリ大学を中心とする中世ヨ... -
西アジア史
アッバース朝を分かりやすく解説― イスラーム帝国の完成と「分裂する世界」の始まり
アッバース朝とは、8世紀半ばに成立し、イスラーム世界を史上最大規模の「イスラーム帝国」へと発展させた王朝です。 首都バグダードを中心に、政治・経済・学問が高度に結びつき、ムスリム商人の活動や駅伝制による交通網、大食と呼ばれる国際交易圏が広... -
西アジア史
カルバラーの戦い分かりやすく解説― フサインの殉教が生んだシーア派の原点
カルバラーの戦いとは、680年に現在のイラク中部カルバラーで起きた小規模な武力衝突です。 しかしこの出来事は、イスラーム史において極めて大きな意味を持ちます。 預言者ムハンマドの孫フサインがウマイヤ朝軍に敗れ、殉教したことで、イスラーム共同体... -
西アジア史
【世界史用語】岩のドームを分かりやすく解説
エルサレム旧市街に立つ岩のドームは、イスラーム建築の中でも最古級の記念的建造物です。 ムハンマド昇天の地とされる岩を覆う形で建てられ、正統カリフ時代に聖地化され、ウマイヤ朝のカリフによって本格的な建築として整備されました。 岩のドームは単... -
西アジア史
【世界史用語】ジンミー(ズィンミー)を分かりやすく解説
イスラーム帝国は、急速な征服によってキリスト教徒やユダヤ教徒など多様な宗教集団を抱え込むことになりました。こうした非ムスリムを排除するのではなく、制度の中に組み込んだ仕組みがジンミー(保護民)です。ジンミー制度は、信仰の自由を認めつつ国... -
西アジア史
【世界史用語】ミスルを分かりやすく解説― 初期イスラーム国家を支えた軍営都市
イスラーム帝国の急速な拡大を支えたのは、アラブ軍団の軍事力だけではありません。その背後には、征服地を安定的に支配するための都市制度が存在していました。その代表がミスルと呼ばれる軍営都市です。 ミスルは、軍事・行政・徴税を一体化した拠点とし... -
西アジア史
初期イスラーム国家の統治制度を分かりやすく解説
イスラーム帝国は、7世紀の急速な征服によって誕生した宗教共同体から出発し、やがて地中海世界とイラン世界を統合する巨大国家へと発展しました。 その過程で生まれたのが、マワーリー、ジズヤ、ハラージュ、アターといった独自の統治制度です。これらは... -
西アジア史
【世界史用語】アターを分かりやすく解説
アターは、初期イスラーム国家において、征服に参加したアラブ人兵士とその家族に支給された定期的な俸給です。 土地の分配ではなく、国家財政から現金や穀物などの形で支給された点に特徴があります。 正統カリフ時代に制度化され、ディーワーン(軍籍名... -
西アジア史
【世界史用語】ハラージュを分かりやすく解説
ハラージュは、征服地の農地そのものに課された土地税です。 重要なのは、ハラージュが本来「人」ではなく「土地」にかかる税であった点です。理論上は、土地を所有・耕作する者であれば民族や宗教を問わず負担する仕組みでした。 初期イスラーム国家では... -
西アジア史
【世界史用語】ジズヤを分かりやすく解説
ジズヤは、イスラーム国家に服属しながら改宗しない人々、すなわちジンミー(保護民)に課された人頭税です。 軍役を免除される代わりに、信仰の自由と生命・財産の保護を保障されることへの対価という性格を持っていました。 イスラーム国家では、 ムスリ...