2026年2月– date –
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西アジア史
イクター制をわかりやすく解説― 中央権威の低下から生まれた中世イスラームの統治制度
イクター制とは、中世イスラーム世界において、国家が官僚や軍人に国家所有の分与地(イクター)の徴税権を与え、俸給の代わりとした制度です。 しばしば「中央財政の悪化」が背景として説明されますが、より正確には、中央政府の権威が低下し、地方からの... -
西アジア史
ファーティマ朝を分かりやすく解説
ファーティマ朝(909~1171)は、10〜12世紀にかけて北アフリカから東地中海世界に勢力を広げたシーア派(イスマイール派)のカリフ国家です。 チュニジアを出発点とし、969年にエジプトを征服してカイロを建設すると、ここを新たな首都として紅海と地中海... -
西アジア史
アイユーブ朝を分かりやすく解説
アイユーブ朝(1169〜1250年)は、12世紀後半の西アジアにおいて、十字軍の侵攻とイスラーム諸勢力の分裂が進む中で成立し、エジプトとシリアを統合することで、十字軍国家に対抗する強力な体制を築いた王朝です。 その中心人物となったのが、クルド人出身... -
西アジア史
インド洋交易をわかりやすく解説
インド洋交易とは、インド洋を舞台に、東南アジア・インド・イスラーム世界・東アフリカ・中国沿岸を結んで展開された巨大な海上交易ネットワークです。 香辛料や綿織物、中国の陶磁器などが季節風(モンスーン)を利用して運ばれ、古代から中世にかけて、...