『1日30分で、英語が話せる!「4つの習慣」勉強法』
(安河内哲也著)
この本は、東進ハイスクール人気講師安河内哲也氏の英語勉強法について
書かれたものです。
書かれている内容自体は特に目新しいことはないのですが、
「英語を話せるようになる方法」を安河内氏らしく、非常に分かりやすい
文章で書かれています。
ペーパーテスト中心の日本の英語教育の限界を指摘しつつ、「話す・書く」
の発信型の英語を身につけるには、正しいやり方によってトレーニーング
を続けることが必要と主張されています。
私がこの本がいいと思う点は、「話せる英語」の正しい勉強法として、次の
4つの習慣をあげていることです。
1.文法の基礎(中学卒業レベル+α)
2.発音
3.リスニング
4.プレゼンテーション
その中でも、最初に取り組むべきこととして、「文法」と「発音」だと書か
れています。
確かに「英語を話す学習」の初期において、文法・発音は面倒ではあるので
すが、そこをしっかり学習することによってその後の伸びが違ってきます。
さらに著者は、上達しない人の特徴として、英文法を軽視しすぎるタイプと
理屈にこだわり過ぎる文法オタクを挙げています。
この2つのタイプは両極端なんですが、確かにそういったタイプが多く、
英語が上達するにはバランスが必要だと共感しました。
中学・高校と英語を一通り学習してきて、「話す英語」の習得を目指す方に
是非、読んで欲しい内容になっています。
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