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【世界史】ゲルマン民族のキリスト教化を完全攻略|アリウス派・アタナシウス派・フランク王国の改宗とローマ教会との関係
ゲルマン民族のキリスト教化は、古代末期から中世初期にかけてのヨーロッパ史を理解する上で極めて重要なテーマです。 ローマ帝国の国教となったキリスト教は、4世紀以降、ゲルマン人の社会や政治体制を大きく変えていきました。 しかし、ここで注意しなけ... -
フランク王国の成立とメロヴィング朝を徹底解説【フランク王国シリーズ第1回】
クローヴィスの改宗とローマ教会との同盟関係 5世紀後半、ゲルマン民族の大移動による混乱の中で、西ヨーロッパの歴史に大きな転換点が訪れます。その中心にいたのが、フランク王国を建国したクローヴィスでした。 彼はガリア地方を統一し、ゲルマン諸部族... -
カール・マルテルとトゥール=ポワティエ間の戦いを徹底解説【フランク王国シリーズ第2回】
ウマイヤ朝北上阻止とキリスト教世界防衛の意義 8世紀前半、西ヨーロッパはイスラーム勢力の拡大によって大きな危機を迎えました。 711年、ウマイヤ朝がイベリア半島を征服すると、イスラーム軍はピレネー山脈を越えてフランク王国領内に侵入。この脅威に... -
カール大帝の西ローマ皇帝戴冠|800年の意義とカロリング・ルネサンス【フランク王国シリーズ第3回】
西ローマ皇帝戴冠と文化復興がもたらした中世ヨーロッパ統合 8世紀後半から9世紀初頭にかけて、フランク王国はカロリング朝のもとで最盛期を迎えます。 その中心に立ったのが、歴史上「ヨーロッパの父」とも呼ばれるカール大帝(シャルルマーニュ)です。 ... -
カロリング朝の分裂とヴェルダン条約を徹底解説【フランク王国シリーズ第4回】
フランス・ドイツ・イタリア誕生への道 814年にカール大帝が死去すると、最盛期を誇ったフランク王国は急速に一体性を失っていきます。 カール大帝の後を継いだルートヴィヒ1世(敬虔王)は信仰心深い君主でしたが、政治的手腕には乏しく、王国内は内紛と... -
【世界史】イスラーム世界の発展と十字軍の影響|セルジューク朝からオスマン帝国への道
11世紀後半、セルジューク朝の台頭によってイスラーム世界は新たな局面を迎えました。 アッバース朝の衰退後、トルコ系イスラーム勢力が急速に力を伸ばし、ビザンツ帝国や西欧世界との緊張が高まる中で、十字軍遠征という世界史的事件が勃発します。 しか... -
【イスラーム世界の発展と十字軍の影響】総合問題演習50本勝負|MARCH・早慶頻出テーマを完全攻略
本記事では、「イスラーム世界の発展と十字軍の影響|セルジューク朝からオスマン帝国への道」に関する頻出問題をレベル別に50問まとめました。 MARCHレベル20問:基本用語・流れの確認に最適 早慶レベル30問:論述・複数選択を含む難問で総仕上げ 世界史... -
【世界史】なぜ十字軍は起こったのか?|東西教会分裂からクレルモン公会議までの背景を徹底解説
十字軍は、11世紀末から13世紀にかけてヨーロッパ世界を揺るがした大事件です。しかし、その原因を単純に「イスラーム勢力の台頭に対抗するため」と理解していると、入試問題では失点します。 なぜなら、十字軍の背景には1054年の東西教会分裂という決定的... -
【なぜ十字軍は起こったのか?】総合問題演習50本勝負|MARCH・早慶頻出テーマを完全攻略
本記事では、「なぜ十字軍は起こったのか?|東西教会分裂からクレルモン公会議までの背景」に関する頻出問題をレベル別に50問まとめました。 MARCHレベル20問:基本用語・流れの確認に最適 早慶レベル30問:論述・複数選択を含む難問で総仕上げ 世界史は... -
【世界史】三位一体論争と異端問題を徹底解説|ニカイア公会議からアリウス派・ネストリウス派まで
キリスト教がローマ帝国で公認されると、信仰の自由は得られたものの、今度は教義をめぐる深刻な対立が起こりました。その中心にあったのが「三位一体論争」と呼ばれる神学上の大問題です。 神は「父・子・聖霊」の三つの位格を持つのか、それとも「父」に...