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中世ドイツ史
オットー1世の戴冠(962年)と神聖ローマ帝国の誕生
962年、東フランク王オットー1世はローマで教皇から皇帝の冠を授けられ、中世ヨーロッパにおける新たな「西方皇帝」の権威が正式に復活しました。 これは、カール大帝以来途絶えていた皇帝位を再興し、のちに「神聖ローマ帝国」と呼ばれる政治体制の出発点... -
世界史の学習法
世界史のおすすめ一問一答5選|最短最速で得点力を高める活用法
世界史の勉強を始めたばかりの人でも、受験直前の総仕上げの段階にいる人でも、「一問一答」は頼れる味方です。 語句をテンポよく覚えられるうえ、覚えた知識を素早く引き出す力も鍛えられるため、世界史の得点力を伸ばす最短ルートとして今も昔も多くの受... -
世界史の学習法
実況中継系で学ぶ世界史の通史|おすすめ参考書5選
世界史の学習において最も人気が高いジャンルのひとつが「実況中継系」の世界史の通史を学べる参考書です。 講義を“読む”スタイルで、先生が目の前で話しているような感覚で理解が進むため、「世界史が苦手 → 一気に好きになる」という受験生も少なくあり... -
世界史の学習法
【2025年最新版】世界史問題集おすすめ5選|効率的な勉強法と得点力アップの秘訣
おすすめの世界史問題集を紹介いたします。 大学受験での世界史の受験勉強は、まずは教科書や一問一答を繰り返すことが大切です。 ただし、それだけでは本番で得点に結びつきにくいことも多いのではないでしょうか? 入試問題では、単純な暗記では解けない... -
ルネサンス
【世界史用語解説】マキャベリ|ルネサンス人文主義から近代政治思想への転換点
マキャベリ(1469〜1527年)は、イタリア=ルネサンス期のフィレンツェで活躍した政治思想家であり、代表作『君主論』で知られます。 彼は、古代ローマ史や人文主義の教養を背景に、政治を道徳や宗教から切り離し、「現実の力の論理」として捉えた最初の思... -
ルネサンス
【世界史用語解説】シェイクスピアとルネサンス文化
ルネサンス期のイギリスに登場したウィリアム・シェイクスピアは、「世界文学の巨匠」としてだけでなく、人間中心のルネサンス精神を最も深く体現した劇作家として知られています。 彼の作品には、神の秩序や運命に翻弄されながらも、理性と情熱をもって生... -
ルネサンス
エラスムスと宗教的人文主義 ― 『愚神礼賛』の意味
ルネサンス期の思想家エラスムスは、「人文主義」を信仰の領域にまで広げた人物として知られています。 彼の思想は、ギリシア・ローマの古典に学ぶ知的探求と、キリスト教的な信仰を結びつけようとするものでした。 これを「宗教的人文主義」と呼びます。... -
ルネサンス
トマス・モアと社会思想 ― 『ユートピア』の理想社会
16世紀初頭、ヨーロッパはルネサンスの知的覚醒と宗教改革の胎動に揺れていました。 そのただ中で、イギリスの政治家・思想家トマス・モアは、人間社会のあり方を根底から問い直す名著『ユートピア』を著しました。 『ユートピア』とは、私有財産のない平... -
ルネサンス
イタリア・ルネサンスとは?意味・特徴・代表的人物をわかりやすく解説
ルネサンスとは、中世の神中心的な世界観から、人間の理性・感性・創造力を重視する新しい文化運動を指します。 その発祥地となったのが、14〜16世紀のイタリアです。古代ギリシア・ローマ文化の遺産を再評価し、「人間とは何か」を問い直したこの動きは、... -
ルネサンス
【世界史用語解説】人文主義とは|意味・背景・影響・思想家まとめ
人文主義(ヒューマニズム)とは、ルネサンス期にヨーロッパで興った「人間の理性と尊厳を重んじる思想」です。 神や教会の権威を中心に据えていた中世的世界観に対し、人間そのものを探究の中心に置いたこの思想は、学問・芸術・政治・宗教のすべてに深い...