【完全攻略】英検合格の最短ルート!「でる順 パス単」の全て:活用法・級別解説・学習スケジュールまで徹底ガイド

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英検対策で定評の「でる順 パス単」は、信頼できるロングセーラーとして特別な地位にあると言っても過言ではありません。

5級4級3級準2級2級準1級1級といった英検のすべての級を網羅しているのも特徴です。

英検合格を目指す学習者がまず取り組むべきは語彙力の増強でしょう。

英語学習者の多くが「単語力の壁」にぶつかります。そんな中で多くの英語学習者に圧倒的な支持を得ているのが、旺文社の『でる順 パス単』シリーズ。英検対策において、これほどまでに“信頼されている単語帳”は他にありません。

英語ツウ

特に英検のような検定試験では、語彙力がスコアに直結する重要な要素だから、ボキャブラリーの強化は必須だよ!

この記事では、「でる順 パス単」の基礎知識から級別の特徴、効果的な学習法、学習スケジュールの立て方、アプリとの連携まで、総合的に深掘りしていきます。これから英検に挑戦しようとしている方はもちろん、すでに使っているけれど伸び悩んでいる方にも役立つ情報を満載でお届けします。

目次

1. 「でる順 パス単」とは?

「でる順 パス単」は、旺文社が発行する英検専用の単語帳シリーズです。英検の過去問分析をベースに、実際によく出題される単語・熟語を「出題頻度順(でる順)」に並べた構成が最大の特徴です。

この「でる順」構成により、最小限の努力で最大限の効果を得ることが可能になっています。記載されている語彙は、英検の各級(5級〜1級)に最適化されており、それぞれの級に応じた難易度・出題傾向に対応しています。

旺文社からの類書

英検対策として定評のある旺文社からは、「でる順 パス単」以外にも2つのシリーズが出ています。

『文で覚える単熟語』(通称:文単)シリーズ

『文で覚える単熟語』は、その名の通り、まとまった文章で単語を覚えるのが特徴です。

英単語を「文脈の中で理解しながら覚える」ことを目的とした学習書です。単語ごとに実用的な英文が用意されており、語彙だけでなく文法や構文の知識も同時に身につけることができるのが大きな魅力です。

単語帳によくある「単語+意味」だけの暗記では、なかなか記憶に定着しづらいという悩みを持つ学習者にとって、このシリーズは特に効果的。文章の中で単語の使い方やニュアンスを理解できるため、実際の英語運用力も自然と高まります。

英検に対応した構成となっており、各級に応じたレベルでの語彙力強化が可能。読む・聞く・話す・書くといった4技能に応用できる力が身につく点も魅力です。

特に、「覚えたのに使えない」状態を脱したい人におすすめ。単語と文をセットで覚えることで、英語の理解がより深まり、実践的な英語力が確実に育ちます。

対象級は、英検3級、英検準2級、英検2級、英検準1級、英検1級です。

『絵で覚える単熟語』(通称:絵単)シリーズ

英単語学習をもっと楽しく、記憶に残りやすくしたい——そんな方におすすめなのが『絵で覚える単熟語』シリーズです。この教材の最大の魅力は、すべての単語に親しみやすいイラストが付いている点。単語の意味や使い方を視覚的にイメージできるため、文字だけでは覚えづらい単語も自然と頭に入ってきます。

特に、英語学習が初めての小学生や中学生、あるいは視覚優位の学習スタイルを持つ方に最適です。イラストによって単語のニュアンスや感情まで伝わるため、丸暗記ではなく「理解して覚える」ことが可能になります。

また、かわいらしい絵と一緒に短い例文も載っており、実際の使用イメージも掴みやすい構成。英語に苦手意識がある子どもでも、ゲーム感覚で取り組めるのも大きなポイントです。楽しみながら語彙力が身につく、そんな一冊です。

はるか

英検4級・5級合格を目指す小学生も多いから、そんな子供たちには取り組みやすいかも。

英語ツウ

そうだね。小学生の場合、お子さんによっては、なかなか学習に興味を持ってくれないことが多いけど、絵で覚えると楽しんで勉強できるね。

対象級は、英検4級、英検5級のみです。

『でる順 パス単』『文で覚える単熟語』『絵で覚える単熟語』の比較

『でる順 パス単』『文で覚える単熟語』『絵で覚える単熟語』の3シリーズは、級によって出版があったりなかったりしますので、その有無を表でまとめました。

英検級数でる順パス単文で覚える単熟語絵で覚える単熟語
英検5級
英検4級
英検3級
英検準2級
英検2級
英検準1級
英検1級

『でる順パス単』は、英検4級と5級だけほぼ例文がありせん。『絵で覚える単熟語』では、例文があります。

  • 『でる順 パス単』
  • 『文で覚える単熟語』
  • 『絵で覚える単熟語』

この3つを比較し、それぞれの特徴やメリット・おすすめの学習者タイプをご紹介します。

『でる順 パス単』の特徴


  • 英検に特化した単語帳で、出題頻度順に単語が並んでいる
  • レベル別(5級〜1級)に分かれており、目標に合わせて選びやすい
  • 単語ごとに簡潔な意味と例文が載っており、テンポよく学習可能
  • 音声アプリにも対応しており、リスニング対策にも◎

おすすめの人:英検合格を目指す人、短期間で効率よく語彙を増やしたい人


『文で覚える単熟語』の特徴

  • 全単語が実用的な例文の中で紹介されている
  • 文脈で意味を捉えるので、長期記憶に残りやすい
  • 語彙だけでなく、英文読解力や構文力の向上にもつながる

おすすめの人:文章の中で自然に単語を覚えたい人、英検+学校英語の底上げをしたい人


『絵で覚える単熟語』の特徴

  • 全単語にイラストがついており、視覚的に記憶できる
  • 内容がやさしく、小学生や中学生にも取り組みやすい
  • 絵を通してニュアンスや状況をつかみやすく、印象に残りやすい

おすすめの人:視覚的に覚えるのが得意な人、英語学習を楽しく進めたい初心者


🔍 どう選ぶべき?

はるか

私の周りでも『でる準パス単』を使っている友達が多いわ。具体的な他書との違いを知りたいわね。

3級から1級までの『でる順パス単』は、それぞれの見出し語はすべて用例付きですので、その見出しがどのような使われるのか分かります。

ただし、4級と5級は、見出し語とその訳だけ単語がほとんどで、用例がある単語はほんの少しです。

英語ツウ

ご希望通り、具体例を交えて違いを紹介するよ。

『でる順パス単』では、通常は次のように単語が紹介されます。

見出し語
vote

訳語
投票する<for~に賛成の、against~に反対の>

用例
vote for a bill
(法案に賛成票を入れる)

ただし、以下の表のとおりに、級によっては、用例がほとんどのっていなかったり、vote for a billのように完全な文でない級もあります。(英検準1級・1級は完全な文が収録されています。)

用例の充実を単語集選びの大切な基準にしている方も多いでしょう。

例えば、先ほどのvoteという単語も「投票する」という訳語だけでなく、例文があることで、“vote for a bill”が単に「法案に投票をする」という意味ではなく「法案に賛成票を入れる」という意味になると分かるので、英文読解に直結する知識として吸収できます。

英語ツウ

『でる順パス単』の実際の構成は以下のような感じです。

当然に級によって単語のレベルがまったく違います。例えば、5級は、book,home,roomといった中学レベルでも超基本単語です。

用例の収録の有無や収録語数の一覧を以下にまとめました。

英検級数レベル用例の収録収録語数
英検5級中学初級殆どなし約600単熟語+定型表現
英検4級中学中級殆どなし約680単熟語+定型表現
英検3級中学卒業全てあり約1,300単熟語+会話表現
英検準2級高校中級全てあり約1,500単熟語+会話表現
英検2級高校卒業全てあり約1,700単熟語+会話表現
英検準1級大学中級全てあり(完全な文)約1,850単熟語
英検1級大学上級全てあり(完全な文)約2,400単熟語

英検4級・5級は、例文がないのが気になる方も多いでしょう。そういった場合は、後述の『絵単』が例文が収録されています。(『絵単』は、英検4級・5級のみ)

回転重視で使う場合は、見出し語だけを目を通すのもいいでしょう。

ただし、リスニングやライティング対策には使いにくいのが欠点です。

英語ツウ

3シリーズの違いを簡単にまとめると、以下の通りかな。

学習スタイルおすすめのシリーズ
頻出語を効率よく覚えたい『でる順 パス単』
文の中で自然に覚えたい『文で覚える単熟語』
イラストで楽しく覚えたい『絵で覚える単熟語』

それぞれのシリーズに強みがあるため、自分の目標や学習スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。英検対策なら『でる順 パス単』、文脈重視なら『文で覚える単熟語』、楽しく学びたいなら『絵で覚える単熟語』が効果的です!


2. なぜ英検には「でる順 パス単」なのか?

英検対策に特化した単語帳は複数ありますが、「でる順 パス単」には他にはない強みがあります。

▷ 過去問データを分析した「頻出順」

英検では、毎年ある程度出題される単語が決まってきます。「でる順 パス単」は、その頻度をベースに構成されており、頻出単語から覚えていくことで、限られた時間で高い得点力を得られます。

▷ 音声・アプリ連携でマルチ学習が可能

通勤・通学時間に音声で、帰宅後に紙のテキストで、またスマホアプリで復習。これらを組み合わせることで「いつでもどこでも」学習ができ、暗記効率も大幅にアップします。

▷ 準1級・1級まで網羅する高い完成度

「でる順 パス単」は、最上位の英検1級までしっかりカバー。大学生・社会人が使っても十分に満足できる内容で、TOEFLやIELTSの基礎語彙にも対応します。


3. 級別の内容と単語レベル

級別に内容と単語レベルをまとめます。

自身の興味のある級をご確認ください。

● 英検5級(中学初級レベル)

  • 約400語
  • 日常会話に必要な基本単語(like, apple, school など)
  • 例文もシンプルで親しみやすい

● 英検4級(中学中級レベル)

  • 約600語
  • 天候、曜日、食事、家族、趣味など日常生活の範囲が広がる

● 英検3級(中学卒業レベル)

  • 約900語
  • 英作文や面接にも対応できる語彙力が必要になる
  • 熟語や言い回しの学習が本格化

● 英検準2級(高校中級レベル)

  • 約1200語
  • 新聞記事・説明文など長文読解にも対応
  • 多義語の理解も求められる

● 英検2級(高校卒業〜大学入試レベル)

  • 約1300語
  • 社会問題、環境、ビジネスなどのトピックに頻出の語彙
  • ライティング・スピーキングに必須の語彙も豊富

● 英検準1級(大学上級レベル)

  • 約1700語
  • 学術的・抽象的な語彙が中心
  • 政治、医療、経済など多分野に対応

● 英検1級(ネイティブ上級レベル)

  • 約2000語以上
  • 専門用語や高頻度の熟語も含まれる
  • 高度な読解・論述に耐えうる語彙力が必要

4. 効果的な活用方法【5ステップ】

ステップ1:1日の学習量を決める

例えば準2級で1200語、2ヶ月で制覇するなら、

1200語 ÷ 60日 = 20語/日

「無理なく、でも甘えすぎず」がポイントです。

英語ツウ

英単語の覚え方には、次の2つのスタイルがあるよ。

「少ない単語を確実に覚える」派 vs「大量の単語を繰り返し覚える」派

英語学習の中でも多くの人が頭を悩ませるのが「英単語の覚え方」。

英単語は語学の基礎ですが、どう覚えるかによって学習の効率や効果は大きく変わってきます。

一般的に、単語の覚え方は大きく2つのタイプに分けられます。

① 少ない単語を確実に覚える方法

この方法は、1日に覚える単語数を制限し、意味・発音・用法・例文などをしっかり確認しながら覚えるやり方です。たとえば、1日10語だけを丁寧に覚えるなど、質を重視した学習スタイルです。

メリット

  • 記憶が長持ちする
     →深く理解して覚えるため、忘れにくく、長期的に使える知識になります。
  • 英作文や英会話に強い
     →単語の使い方や文脈も一緒に覚えることで、アウトプットの場面でも自然に使えるようになります。
  • 応用力が身につく
     →単語そのものだけでなく、派生語や関連表現も一緒に覚える傾向があるため、語彙力の質が上がります。

デメリット

  • 語彙数の増加が遅い
     →受験や試験に向けて、短期間で大量の単語を覚える必要がある人には不向き。
  • 成果が見えにくい
     →コツコツ型なので、短期間での成果が見えにくく、モチベーション維持が難しいことも。

② 大量の単語を繰り返し覚える方法

この方法は、1日に何十語、あるいは何百語もの単語を高速で読み、繰り返すことで脳に定着させるやり方です。単語帳やアプリを活用し、何度も復習することで「見たことがある単語」を増やしていきます。

メリット

  • 短期間で大量の語彙に触れられる
     →英検やTOEIC、大学受験など、大量の語彙を問われる試験に対応しやすい。
  • 繰り返し学習により定着率が上がる
     →忘れても何度も出会うことで徐々に記憶に残っていきます。
  • 「認識できる語彙」が急増する
     →リーディングやリスニングで意味が分かる単語が一気に増えることで、実力を実感しやすい。

デメリット

  • 意味を深く理解できないことがある
     →「なんとなく見たことあるけど使い方がわからない」という単語が増えるリスクあり。
  • アウトプットに弱くなる傾向
     →インプット量は多くても、実際に使う力(書く・話す)がつかないまま終わる場合も。
はるか

どっちのスタイルがいいか迷うわよね。コツコツ覚える方が自分の性格に合っているけど、少しづつだと本当に成果が出るのか不安になるわよね。

英語ツウ

英単語の覚え方に「絶対の正解」はないよ。重要なのは、自分の学習スタイルや目的に合った方法を選ぶこと、そして継続することだかねです。

はるか

そう言ってもらえると気が楽になるわ。(笑)

英語ツウ

コツコツ型の人は、少数の単語をじっくりと
集中力が続くタイプなら、大量の単語を一気に回す方法を!
迷ったら、ハイブリッド型で両方の良さを活かしてみよう。
英単語は「知識の貯金」です。1日10分でも続ければ、確実に成果は見えてきます。あなたにぴったりの方法で、今日から語彙力アップを目指しましょう!

ステップ2:音読しながら暗記

目・耳・口をフル活用。書くだけでなく、声に出して読むことで脳への定着率が高まります。正しい発音も自然と身につきます。

はるか

音読が大切とよく聞くのだけど、自分の汚い発音で読むのが、なんか恥ずかしくて・・・

英語ツウ

声に出して読むことは大切だよ。僕は電車で勉強するときは、マスクして唇だけ動かして、声を出さずに“発音”しているよ。それだけでも、脳への刺激になるので、五感をフル活用する意識は大切だよ。

ステップ3:チェック欄・マーカーで進捗管理

1回覚えた単語に「✓」を、3回覚えたら「〇」をつけるなど、可視化するとやる気が継続します。

はるか

でも、私は買った単語帳をあまり汚したくないからあ・・・

英語ツウ

はるかちゃんは確かにそういうタイプだよね。(笑)でも、参考書はきれいさを競うわけじゃないから、じゃんじゃん書き込んだ方が記憶にも残ると思うよ。

ステップ4:翌日・週末に復習する

  • 当日:学習した単語を10分で振り返り
  • 翌日:同じ単語を再チェック
  • 週末:1週間分をまとめて復習

ステップ5:例文・熟語にも注目

単語だけでなく、使われる文脈を意識することで、英作文や面接時にも応用できます。


5. アプリ・音声の活用で記憶定着を加速!

「でる順 パス単」は、専用アプリや音声ダウンロードに対応しています。

▷ 音声データ(無料)

  • 単語・意味・例文がナレーション付き
  • 通勤中・ランニング中にも活用可能
  • ネイティブ発音でリスニング対策にも有効

▷ アプリ(有料)

  • 自動読み上げ、シャッフル機能付き
  • 苦手単語リスト作成機能
  • スマホ1台で完結する「どこでも学習」

6. 目標別おすすめ学習スケジュール

▷ 高校生:2級を目指す場合

  • 学習期間:3ヶ月
  • 1日あたり15~20語+週末復習
  • 月末ごとに模擬試験を実施

▷ 社会人:準1級を目指す場合

  • 学習期間:4〜5ヶ月
  • 平日20語/土日は復習とアプリで補強
  • 分野別(医療・経済・文化)で語彙強化

▷ 小学生・中学生:3級・4級を目指す場合

  • 学習期間:2〜3ヶ月
  • 1日10語前後+音読重視
  • 保護者と一緒に学習すると効果倍増


8. 「でる順 パス単」の弱点と補完方法

弱点1:語源・語感の解説が少ない

  • ➤ 補完法:語源系の単語帳(語源図鑑など)を併用

弱点2:語義が1つだけ記載されている

  • ➤ 補完法:辞書アプリ(weblio、英辞郎など)で補強

弱点3:使用例が限られている

  • ➤ 補完法:NHKラジオ英会話などで実践表現を学ぶ

9. よくある質問(FAQ)

Q1. 中学生でも準2級のパス単は使える?
→ はい、基礎文法が理解できていれば十分対応可能です。最初は例文中心に読み進めてください。

Q2. 1級のパス単はTOEFLやIELTSにも使える?
→ 一部語彙は共通しています。ただし、TOEFLはアカデミック寄りなので、別途対策は必要です。

Q3. アプリだけで合格できますか?
→ 単語力は身につきますが、リスニング・ライティング・面接の対策は別途必要です。併用がベストです。


10. まとめ

「でる順 パス単」は、英検合格を目指すうえで非常に合理的かつ実用的な単語帳です。過去問データに基づく「出る順」の構成、使いやすいレイアウト、音声やアプリとの連携により、どんな学習者にもマッチします。

合格への近道は、「継続的なインプット」と「的確なアウトプット」。

パス単を使い倒せば、あなたの語彙力は確実に伸び、英検はもちろん、高校受験や大学受験の好影響はもちろん、将来の英語力そのものが大きく底上げされるでしょう。


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