英検合格を目指す受験生にお勧めの英単語帳として、「速読探求 速読で覚える英単語」を紹介します。
英検3級、英検準2級、英検2級、英検準1級、英検1級の5つのシリーズがあります。
英検に頻出のテーマの良質な長文を通じて、英単語を学べるので、身に付くのは英単語の訳語の単なる暗記にとどまりません。語彙力はもちろん、文法力、読解力、ライティング力も同時につけられるので、一粒でいくつも美味しい良書です。
目次
「速読探求 速読で覚える英単語」のラインナップ
「速読探求 速読で覚える英単語」は、英検3級から英検1級までの5種類が出版されています。
英検3級 速読で覚える英単語
英検準2級 速読で覚える英単語
英検2級 速読で覚える英単語
英検準1級 速読で覚える英単語
英検1級 速読で覚える英単語

やはり英単語は、長文の中で覚えるのが効果的という人が多いわよね。すべての人にお勧めできる良書なんですか?



いや、長文タイプの単語帳はメリットが多いけど、すべての人に合うわけではないよ。長所もあれば、短所もあるよ。



えっ!
どんな短所があるの?



長文タイプの英単語帳には次のようなメリットでデメリットがあるよ。
長文タイプの単語帳で学ぶメリットとデメリット
- 文脈理解が深まる
単語の使われ方がリアルな文脈でわかるため、ニュアンスや語感を自然に習得できる。 - 読解力の向上
長文に触れることで、英文読解力や語彙の推測力も鍛えられる。 - 複数の単語をまとめて学べる
一つの長文に多くの重要語が含まれていることが多く、効率的に語彙を増やせる。 - 記憶の定着が良い
ストーリー性や背景があると、記憶に残りやすい(エピソード記憶の活用)。
- 効率が悪く感じることもある
単語を1語ずつピンポイントで覚えにくく、時間がかかる印象がある。 - 辞書を引く頻度が高い
難しい単語や表現が多く含まれていると、理解に時間がかかる。 - 初心者には難易度が高い
単語の意味がわからないまま読み進めることが多く、挫折しやすい。
例文タイプの単語帳で学ぶメリットとデメリット
- 単語の意味と使い方がすぐわかる
短くシンプルな文なので、意味が明確で理解しやすい。 - 効率的に覚えられる
単語ごとに区切ってあるため、集中して語彙を増やせる。 - 応用のヒントがある
コロケーション(語の結びつき)や前置詞の使い方が学べる。 - 復習しやすい
覚えたかどうかをチェックしやすい構造。
- 文脈が薄く、記憶に残りにくいことも
短い例文では背景やニュアンスが伝わりにくいことがある。 - 実践力が身につきにくい
実際の会話や文章での使い方がつかみにくくなることも。 - 機械的な学習に陥りやすい
単語の「暗記」だけに偏りがちで、理解より量になってしまうことがある。



長文タイプの単語帳は、情報量がどうしても多くなる分、学習者の負担が大きくなるのがデメリットになるのね。



そうなんだ。ただ、筋トレじゃないけど、負荷が高いからこそ“力”がつくとも言えるよね。単語帳を1回転、2回転というように回転数を重視して、効率を求めるなら例文タイプの単語帳かな。個人の好き嫌いもあると思うので、無理なく自分が向いているタイプを選択するといいと思うよ。
コメント