ときおぼえ世界史– category –
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【世界史】アン女王戦争(北米戦局)を徹底解説|スペイン継承戦争と連動した英仏植民地戦争
18世紀初頭、ヨーロッパで勃発したスペイン継承戦争(1701〜1713)は、実はヨーロッパだけの戦争ではありませんでした。 フランスとイギリスが世界中で領土を争っていたため、この戦争は北米・カリブ海・インドにまで拡大します。 その中でも、北米植民地... -
【世界史】フレンチ=インディアン戦争とは?七年戦争北米戦線を徹底解説
1754年から1763年にかけて、北米大陸で行われた戦争が 「フレンチ=インディアン戦争」 です。 この戦争は、七年戦争(1756〜1763年)の北米戦線にあたり、イギリスとフランスが北米植民地の覇権をめぐって争った戦いでした。 フランスはミシシッピ川流域... -
【世界史】七年戦争を完全攻略|外交革命からパリ条約まで
18世紀半ば、ヨーロッパ列強は世界中を舞台に熾烈な戦いを繰り広げました。 その中心となったのが 「七年戦争(1756〜1763年)」 です。 この戦争は単なるヨーロッパの覇権争いにとどまらず、北米・インド・西アフリカ・カリブ海などを巻き込んだ「初の世... -
【世界史】スペイン継承戦争を徹底解説|ユトレヒト条約とヨーロッパ列強の再編
18世紀初頭、ヨーロッパは再び大戦争に巻き込まれました。 1700年にスペイン・ハプスブルク家のカルロス2世が後継者を残さずに崩御すると、王位継承をめぐりブルボン家のフランスとオーストリア・ハプスブルク家が激しく対立。 これにイギリスやオランダも... -
【世界史】トマス=アクィナスとスコラ哲学の完成|信仰と理性の統合
中世ヨーロッパの知的世界は、「信仰」と「理性」という二つの柱によって支えられていました。 11世紀以降、大学の誕生やイスラーム世界からのギリシア哲学の伝来を背景に、学問は急速に発展します。 その中で頂点を築いたのが、トマス=アクィナスによる... -
【大学受験世界史】ロマネスク様式とゴシック様式の違い|入試で狙われる建築様式
中世ヨーロッパ文化史を学ぶうえで、必ずといっていいほど登場するのが「ロマネスク様式」と「ゴシック様式」です。 大学入試でも、建築様式の特徴を問う問題は頻出であり、特に「暗く重厚なロマネスク」と「明るく垂直性を強調したゴシック」という対比は... -
【世界史】サラディンとアイユーブ朝の活躍|十字軍を破った英雄とイスラーム勢力の台頭
十字軍とイスラーム勢力の戦いの中で、もっとも強烈な存在感を放った人物が、サラディン(サラーフ=アッディーン)です。 彼は第3回十字軍の相手として有名であり、リチャード1世(獅子心王)との対決は歴史的名場面として語り継がれています。しかし、サ... -
【世界史】農業技術の発展と中世ヨーロッパ経済の変化|三圃制・水車・都市の復活まで徹底解説
中世ヨーロッパは、「暗黒の時代」と呼ばれることもありますが、実際には11世紀以降、農業技術の飛躍的な発展と経済の多様化が進んだ時代でした。 三圃制の普及、水車・鉄製農具の利用、人口増加と都市の復活、そして商業ルネサンスへと続く大きな変革がこ... -
【世界史】第4回十字軍とラテン帝国の成立|コンスタンティノープル占領の背景と影響
第4回十字軍(1202〜1204年)は、十字軍史の中でも特異な存在です。 当初はエルサレム奪回を目的としてローマ教皇インノケンティウス3世が提唱したものの、結果的には目的を大きく逸脱し、ビザンツ帝国の首都コンスタンティノープルを占領・略奪するという... -
【世界史】第1回十字軍とエルサレム王国の成立|聖地奪還とラテン王国誕生の過程を徹底解説
11世紀末、ヨーロッパ世界を揺るがす大事件が起きました。それが第1回十字軍です。 ローマ教皇ウルバヌス2世の呼びかけに応じ、キリスト教諸国の騎士たちが聖地エルサレム奪還を目指して遠征を開始しました。 この遠征はイスラム世界との直接的対立を生み...