TOEIC初心者におすすめ!人気参考書の定番3冊を紹介

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TOEICはじめて受験をされる大学生・社会人におすすめかつ定番の参考書を及び問題集をご紹介します。

TOEICは、大学受験の英語とは、出題傾向や形式が大きく異なり、しっかりとした対策を取らないと、実力相当の点数を出せませんので、対策問題集などをこなすのがスコアアップへの近道です。

TOEIC対策の参考書は、書店を覗くと膨大に並んでいますので、どれを選んでいいのか悩んでいる学習者も多いでしょう。しかし、これから紹介する定番の3冊は、どの学習者も、だいたい使っているものですから、TOEICで少しでもスコアアップを狙うなら、迷わず購入することをお勧めします。

ただし、ここで紹介する参考書は、高校レベル(英検準2級)相当の英語力がある方を前提にしています。(少なくとも、英検3級合格レベルはマストです)

この記事では、高校レベルの英語力のある学習者が、どのようにTOEIC対策をしていくかという視点で書いています。

もちろん、社会人の方の中には、英語からかなり離れていて、忘れているとういう方も多いと思います。しかし、そういった方でも、必須の3冊に取り組むことで忘れたことを思い出していけるはずです。

まずは、TOEIC初心者の方のために、「TOEICの出題傾向と形式」を簡単に説明をして、その対策として有効な参考書をご紹介します。

目次

TOEICの出題傾向と形式

はじめてTOEICを受験する方のために、TOEICの出題傾向と形式の重要な部分を簡単に説明しておきます。

TOEICの試験対策をするためには、出題傾向を意識した学習が必要です。

TOEICテストの合計得点及び配点

次の表の通り、TOEICの満点は990点です。ちょっとキリの悪い数字ですが、覚えておいてください。

TOEICの合計スコア 990点満点
リスニング・セクション 495点満点 リーディング・セクション 495点満点

はるか
TOEICはリスニングとリーディンの配点同じなのね!

英語ツウ
そうだね。リスニングの配点が高いというのが、大学受験との大きな違いの1つだよ。

TOEICの試験時間及び問題数

TOEICの試験時間は120分と長丁場です。しかも、200という膨大な問題数を手早く解答する処理能力が必要になります。

TOEICの出題数及び試験時間 200問 120分
リスニング・セクション
(Part1~Part4)
100問 / 45分
リーディング・セクション
(Part5~Part7)
100問 / 75分

試験時間が2時間!?

そう驚かれた方も多いかもしれません。

しかも、リーディング・セクションが、75分で100問を解答しなくていけないという点から、相当なスピードで問題を処理しなくてはいけません。

ですから、一部の大学受験のような難解な問題は出題されません。

はるか
じゃあ、TOEICの語彙は大学入試より簡単なの?

英語ツウ
いや、TOEICではビジネスシーンを意識した語彙が求められるから、次のように、受験英語ではあまり重要視されない単語が頻出になるよ。高校時代に覚えて単語を基礎として、受験英語とTOEICの単語のギャップを埋めることが大切だよ。
itinerary 旅程

entrepreneur起業家

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英単語を一例として、TOEICでは、出題傾向に沿った対策が求められます。

TOEICで求められる能力は次の通りです。

TOEICで求められる能力
〇  TOEICによく出るビジネス単語の習得
(✖  難しい単語力)
〇  基本的な文法問題を素早く解く処理能力
(✖  高度な文法力)
〇  素直だが大量の英文を素早く読み取る力
(✖  複雑な構文の英文解釈力)

ですので、TOEIC対策の参考書に求められるのは、

TOEICによく出る問題を

素早く処理する訓練ができる

この2点を満たすものです。そういった参考書や問題集を選びましょう。

はじめてのTOEIC対策にマストの3冊

次の3冊は、どの書店でもたいて売り上げランキング上位の常連で人気の参考書です。特にこだわりがなければ、次の3冊からはじめるのがベストです。

TOEIC対策・三種の神器
公式TOEIC Listening & Reading問題集
☞<出題傾向> TOEICの出題傾向と形式が一目瞭然!マストの1冊

TOEIC L&R TEST出る単特急金のフレーズ 
☞<単語集>とにかくTOEICに出過ぎると評判の英単語集

1駅1題TOEIC L&R TEST文法特急
☞<文法問題集>TOEIC対策の人気の文法書

これら必須の3冊の詳しい内容をご紹介します。

公式TOEIC Listening & Reading問題集

【この本を使う目的】

本番のテストを体験して、出題傾向を肌で感じる

【この本の形式】

本番形式のテストが2回分

【この本のメリット】

本番のテストを2回体験できる

TOEICは過去問を公開していません。ですので、テスト開発機関のETSが制作した公式教材は、“事実上の過去問”と言えるでしょう。(本番のテストとまったく同じプロセスで制作されています)

出題傾向がコロコロ変わりがちな大学受験では、過去問をやらないでも合格することは可能かもしれませんが、TOEICは出題傾向が毎年で同じで、出題のポイントもかなり偏りがあります。

大学受験を経験されて、基礎がしっかりしている方は、まずは、この1冊をしっかりと取り組むというのが高得点獲得のセオリーです。

少しでも好スコアを目指した方は、繰り返し解くことで、TOEIC出題傾向を知るだけでなく、英語力の向上が見込めるはずです。

本番のテストと同じ公式スピーカーによるリスニング音声

TOEICのリスニングテストでナレーションをしているナレーターは固定されているため、ナレーターへの慣れというのは、スコアに大きく影響します。

ナレーターによって、アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語と対応が必要になります。特にオーストラリア訛りの英語は、日本人に聞き取りにくいので、慣れておくことが大切です。

参考スコア範囲の換算表でスコアの目安がわかる

自分のTOEICのだいたいのスコアを知りたいだけなら、公式問題集でざっくり自分のレベルを知ることができます。(もちろん、就職などの公式の証明書としては使えません)

 

【この本のデメリット】

たった2回分の問題演習と解説に1冊3,300円は高過ぎる!

高過ぎるというのは、公式問題集を購入した人なら誰もが感じる不満点のNO1でしょう。

確かに、私もそのように感じますが、繰り返し使い倒すことで、高過ぎる購入代の元を取れるでしょう。例えば、リスニング対策で、公式問題集のナレーションをシャドーイングしたり、ディクテーションするなど、この1冊から搾り取るという使い方をするといいでしょう。

各パートの対策+頻出表現が学べない

公式問題集の内容は、あくまで2回分の疑似本番と解答です。つまり、そっくりテストです。

英語の実力をつけるという点では、パートごとの対策問題集で頻出表現や間違えやすい問題を徹底的に取り組む方が効果的とも言えます。

 

公式問題集のまとめ
答えをすべて覚えるくらい何度も繰り返そう。
えっ、答えを覚えた問題をやっても意味がない?
いやいや。2時間以内に問題を解き切るイメージと感覚を掴め!
公式問題集は、TOEIC受験生にとって、もっとも大切な問題集になるはずですので、以下の関連記事も併せて、ご覧ください。
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TOEIC  L&R  TEST出る単特急金のフレーズ

【この本を使う目的】

TOEICにとにかくよく出る英単語をマスターする

 

【この本のメリット】

レベル別によく出る単語が学べる

この単語帳は、TOEIC500点以上の語彙力があることを前提に作られていて、次の4つのレベル別に学べます。この本を使って実際に試験を受けると分かるのですが、本当に試験に出る単語が網羅されてます。

600点レベル 助走の400語
730点レベル 加速の300語
860点レベル 飛躍の200語
990点レベル 頂点の100語

TEX加藤さん自身が、これまでTOEICテストを100回以上受験してきています。TOEICは過去問を公開していないので、こういった著者の経験値が、“よく出る単語帳”の精度に影響を及ぼしていると思われます。

TOEICで実際に出るフレーズで覚えられる

単語だけで覚えるのでなく、フレーズで覚えるのは単語帳の主流な形式になっているので、珍しいことではありません。しかし、そのフレーズもTOEICで頻出のものばかりで、確実に本番で出てくる形で覚えることができる英単語帳です。

 

解説の中で、類義語、同義語、反対語、関連語、略語なども学べます。

英語ツウ
単語力は、文法・読解・リスニングすべての分野につながる重要な要素だよ。音声を必ずダウンロードして、耳でも覚えることを忘れずに!
以下の関連記事で、詳しく内容を説明しています。
[getpost id=”9083″ title=”関連記事” target=”_blank”]

1駅1題TOEIC L&R TEST文法特急

【この本を使う目的】

Part5&6に求められるスピード処理能力が身につく

【この本の形式】

一問一答形式+コンパクトな解説

【この本のメリット】

ほぼ毎回のように出題される最優先事項を学べる

TOEICの出題傾向はかなり偏っています。「フォレスト」のような網羅的な文法書を通読するよりも、優先順位の高いものから、ガンガン問題を解いていくのが、スコアアップの近道です。

例えば、doubleという単語は、大学受験経験者なら、a double ●●のように形容詞として覚えている方がほとんどですが、TOEICなら「2倍にする(なる)」というように動詞での使い方を問われることがほとんどです。

例)double the number of ~
~の数を2倍にする

読者目線の分かりやすい解説

文法問題を漠然と解くのではなく、きちんとしたルールに従って解けるようになるよう解説されています。コンパクトですが、中身の濃いものになっています。感覚に頼って、文法問題を解いていた方には目から鱗の内容です。

例えば、文法の急所56には、<anotherとotherの見極め所は名詞の単・複と冠詞!>と解説されています。

これは、

bring  _____  copy of the report to the conference room.

下線部には、anotherが入るかeachが入るかという問題の解説ですが、

another copy →どれか他の1部

other copies →不特定多数

the other copy →2部あるうちのもう片方

この説明を見れば、下線部には“anther”が入ると分かります。このように分かりやすくポイントが示されています。

 

レベル別に出題されている

徐々に難易度が上がっていきますので、無理なく学習することができます。

初級編(まずは550点)
☞ 絶対におさえるべき23題 + スピードを手に入れる19題

中級編(しっかり730点)
☞ 苦手分野を克服する14題 + 意外な落とし穴を回避する20題 + 一気に駆け抜けるPart6 12題 

上級編(目指せ!900点越)
☞ ここで差がつく15題 + 最高峰を目指す15題

英語ツウ
文法問題は、問題をどんどん解くのが、実力向上にいちばん繋がるよ。ダラダラと英文法の解説書を熟読しているなら、学習法を見直そう!
文法特急の勉強など詳しく書いたので、以下の関連記事をご覧ください。
[getpost id=”9162″ target=”_blank”]

はじめてのTOEIC対策まとめ

TOEIC対策のための参考書選びで、大手書店へ足を運んで、どれを購入しようか迷う方も多いと思います。

しかし、あまり手を広げず、定評のある参考書を繰り返し学習するのがスコアアップへの王道です。

ぜび、今回紹介した3冊でスコアアップを目指してください!

 

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