小石裕子氏著「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」レビュー

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小石裕子さんのTOEIC入門書「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略」をレビューいたします。本書のおすすめポイントから使い方まで徹底解説します。

英語教材の老舗アルクから出版されています。

TOEICの全パート(Part1~Part7)の攻略法をまんべんなく学べますので、一度もTOEICを受けたことがないという方には、はじめの1冊として人気です。

はじめて受けるTOEIC対策の類書も多くございますが、大手書店の売り上げランキングでも、軒並み上位の人気の入門書です。

森田鉄也先生も、動画で初受験者にオススメの参考書として紹介されています。

時間があれば、動画もご覧ください。モリテツ先生も絶賛されています。

はるか
わ~、動画でも言っているように読みやすいわ。TOEIC公式問題集にウンザリした私でもやり切れそう。

 

英語ツウ
そうだね。TOEIC公式問題集は、TOEIC受験者必須の1冊であることは間違いないけど、無味乾燥な本の作りにウンザリする人も多いよ。だから、公式問題集への“導入本”として使うことをオススメするよ!
目次

「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」をおすすめしたい人

「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略」をオススメをしたいのは、

高校レベルの英語(英検だと準2級程度)が身についている方

はじめてTOEICを受けるので、まったく出題傾向が分からない方

そういった学習者です。

対象・目的・目標スコア
対象 
高校レベルの学力がある人

目的
TOEICの出題傾向を知る

目標スコア
600点

逆に言うと、

・高校レベルの英語力に自信がない方

・TOEIC800点を目指す方

これらの方々には、オススメしません。

特に普通に受けて600点を超える自信がある方(英検準1級取得者など)は、公式問題集からはじめるといいでしょう。

「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」の構成

「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略」の構成は、次の3つからになります。

本の構成
① パート別攻略
② 実力UP勉強法
③ 完全模試

順番に内容を詳しく説明いたします。

① パート別攻略

パート別攻略が本書のキモとなる部分です。TOEIC攻略のノウハウがここに凝縮されています。
各Partごとに次のような流れで、構成されています。
テスト形式
TOEIC初受験の方は、テスト特有のテスト形式に戸惑うはずです。どんなテスト形式か簡単にまとめられています。また、膨大な問題量のTOEICでは、スルーする(取り組まない)問題を決めたり、解く優先度を決めることも重要です。
特徴と攻略法
何度かTOEICを受験していれば、自然と理解しているPartごとの特徴と攻略法ですが、初受験者の方にとっては、非常に役立つ情報になるはずです。まったくTOEICの対策をせず受験する方もまだまだ多いようですので、TOEICの基礎知識を身につけて、差をつけましょう!
600点攻略問題
ここから本格的な学習に入ります。本番そっくりの問題で出題傾向を肌で掴むとともに、スコアアップのテクニックも身につきます。

はるか
例えば、Part1で“putting on が聞こえたら引っ掛け”とかのテクニックは役立つわ。

英語ツウ
たしかに、~ing進行形は「~しつつある」という進行中の行為だから、写真で「身に着けつつある」という状態を表現することできないよね。こういったTOEICならでは小手先のテクニックも初受験者の得点UPに有効だよね。
730点攻略問題
600点攻略問題とコンセプトは同じです。レベルが少し上がります。単に出題傾向を知るだけでなく、問題によく出る表現が散りばめられていますので、しっかりと覚えましょう。
頻出語彙50
Partごとの頻出語彙が50紹介されています。TOEICなどではの頻出語彙が紹介されていますので、受験前に覚えることマストの重要単語になります。ただし、スコア600点以上を目指す方にとっては、まだまだぼきゃぷラリーは足りませんので、以下で紹介する「金フレ」などで、平行して語彙増強に取り組みましょう。
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実戦問題
攻略法をおさらいしてから、より実践的な問題に挑戦します。どれも、本番で頻出の問題ですので、必ずここまでやり切りましょう。
※Partにより異なります

② 実力UP勉強法

Partごとに、実力を上げるための勉強法が紹介されています。だいたい1ページ、多くて3ページくらいの内容ですので、メインの内容に比べるとボリュームは少ないですが、役立つ情報が見つかるでしょう。

③ 完全模試

本体から取り外して使える本番形式の模試です。(リスニングセクションは、CDーROMまたはダウロード音声を利用できます。
①のパート別攻略が、本書の重要な部分ではあるのですが、それだけだと、どうしても分量不足になります。本番形式の模試を解き切ることで、本書の<TOEICの出題傾向を知ることと、その対策>という目的を達成することができます。
この完全模試は、絶対にやってください。
本番形式の模試は問題数も膨大なので、めんどくさがってスキップする方が多いのです。しかし、TOEICを受験する以上、そこから逃げてはダメです。

完全模試のおすすめの使い方

完全模試のおすすめの使い方
STEP1 時間(2時間)を計って解答する
☞ TOEICの分量の多さを肌で感じる

STEP2 時間を無視して、解答する(この段階では解答はまだ見ない)
☞ 現在の自分の力を知る

STEP3 解答を確認し、しっかり復習してから再度、時間を計って解答する
☞ TOEICを2時間で解き切るという感覚を掴む

英語ツウ
最低3回は解いて欲しいよ。だから、マークシートは必ずコピーして使おう。STEP1とSTEP2の得点の差が大きければ、少しのトレーニングで短時間でスコアUPできる可能性が高いよ。

はるか
でも、1度解いて、答えを見た問題をまた解き直す必要はあるの?

英語ツウ
確かに答えを覚えているだろうし、実力以上の点数になるだろうけど、2時間でTOEICの問題を解き切るとう感覚を身につけることはとても大切だよ。そして、繰り返すことで知識の定着をはかることができるからね。

 

復習もしっかり忘れずに!

問題を解いて点数を出しただけで満足しないようにしましょう。復習が大切です。
・知らなかった単語や熟語を覚える

・間違えた原因を分析する

・自分の弱点を見つける

この本に限らず、参考書や問題を使う場合は、上記の作業はマストになります。めんどくさがらずに実行してください。

「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」のまとめ

「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」は、はじめてTOEICを受験する大学生・社会人におすすめの1冊です。(意欲のある中学生・高校生も!)

TOEICは、その対策によってスコアが大きく違ってきますので、TOEIC特有の対策は必須です。

しかし、この1冊は、あくまで<TOEIC導入>の1冊です。

その後、語彙増強・文法問題・リーディング・リスニングの能力を幅広く習得する必要があります。

その後のステップUPの学習には、以下の関連記事を参考にしてください。

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