2025年9月– date –
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ときおぼえ世界史
【世界史】ポルトガル植民地帝国を徹底解説|航海王子と「点と線の帝国」
15世紀に最初に海外進出へ踏み出したのは小国ポルトガルでした。 アフリカ西岸の探検から始まったその挑戦は、ヴァスコ=ダ=ガマによるインド航路の開拓やマラッカ・マカオの拠点確保へと発展し、アジア交易を支配する「点と線の帝国」を形成します。 ポ... -
ときおぼえ世界史
【世界史】スペイン・ポルトガル植民地帝国を徹底解説|大航海時代と世界の一体化
15世紀後半から16世紀にかけて、ヨーロッパの小国スペインとポルトガルは、大航海時代の波に乗って世界史の表舞台に躍り出ました。 航海技術の発達と新しい交易ルートの開拓は、アジア・アフリカ・アメリカを結びつけ、やがて「世界の一体化」と呼ばれるグ... -
ときおぼえ世界史
【大学受験世界史】オランダ東インド会社(VOC)とは?|株式会社の始まりとアジア貿易の支配
オランダ東インド会社(VOC)は、1602年に設立された世界初の株式会社であり、近世ヨーロッパの「商業資本主義」の象徴的存在です。 株式会社制度を導入することで大規模な資金調達に成功し、アジア貿易で圧倒的な覇権を築きました。 香辛料を中心とする東... -
宗教改革
【詳細解説】ユグノー戦争とサン=バルテルミの虐殺|フランス宗教戦争の流れ
ユグノー戦争とは、16世紀後半のフランスにおいて、カトリックと新教徒(カルヴァン派=ユグノー)が衝突した一連の宗教戦争の総称です。1562年にヴァシーの虐殺をきっかけに勃発し、1598年のナントの勅令による宗教的寛容の宣言まで、約36年間にわたって... -
ときおぼえ世界史
【大学受験世界史】イギリス東インド会社とは?|貿易独占からインド統治への転換まで
イギリス東インド会社は、近世から近代にかけての世界史において、商業資本主義と帝国主義をつなぐ架け橋となった存在です。 1600年に設立された当初は、インド航路をめぐる貿易独占を目的とする株式会社にすぎませんでした。 しかし、18世紀以降のプラッ... -
ときおぼえ世界史
【世界史】ナントの勅令廃止とユグノー迫害を徹底解説|ルイ14世の絶対王政と宗教統制
フランス絶対王政の全盛期を築いたルイ14世は、ヴェルサイユ宮殿に象徴される華麗な王権とともに、厳格な宗教統制を行ったことで知られています。 その中心的な出来事が「ナントの勅令の廃止」と「ユグノー(フランスのプロテスタント)の迫害」でした。 1... -
ときおぼえ世界史
【受験生必見】模試で迷わないイタリア都市の区別法|よくある混乱ポイントと攻略のコツ
大学受験の世界史で頻出の「イタリア都市」。 ヴェネツィア、ジェノヴァ、フィレンツェ、ミラノといった都市の名前は、授業や問題集ではしっかり覚えられるのに、模試や総合演習になると頭の中でごちゃごちゃになりやすいポイントです。 とくに「金融で栄... -
ときおぼえ世界史
【世界史】フッガー家の台頭と衰退|ヨーロッパ金融史における役割を徹底解説
ヨーロッパの歴史を大きく動かしたのは、必ずしも国王や皇帝だけではありません。 時に「金の力」をもって時代を支配したのが、巨大な金融資本を背景にした商人・銀行家たちでした。その代表格がドイツのフッガー家です。 彼らは炭鉱事業と金融業を基盤に... -
ときおぼえ世界史
【世界史解説】アントワープの黄金時代と衰退|香辛料貿易・金融の中心から包囲戦とスヘルデ川封鎖まで
16世紀のアントワープは「ヨーロッパの市場」と呼ばれ、ポルトガル香辛料貿易の拠点となり国際金融の中心地として繁栄しました。 しかし、その繁栄は長くは続かず、17世紀に入る前に急速に衰退していきます。 その背後には、スペイン=ハプスブルク家の厳... -
ときおぼえ世界史
【世界史】ヴェネツィア共和国を学ぶ|商業ルネサンスから近代への架け橋
中世ヨーロッパにおいて、商業の復活とともに登場した「商業都市」は、封建社会の中で独自の発展を遂げました。 その中でもイタリア半島北部に位置するヴェネツィア共和国は、地中海貿易を通じて繁栄を極め、「アドリア海の女王」と称されるほどの影響力を...