2025年– date –
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【世界史】対抗宗教改革とイエズス会を徹底解説|宗教改革へのカトリックの逆襲
16世紀のヨーロッパを大きく揺るがした宗教改革は、ルターやカルヴァンの登場によってカトリック教会の権威を根本から問い直す運動でした。 しかし、カトリック側も黙ってはいませんでした。自らの権威を立て直し、失われた信徒を取り戻すために展開された... -
【大学受験世界史】ロック・モンテスキュー・ルソーの思想を徹底比較|ホッブズからの流れで理解する近代政治思想
近代ヨーロッパにおける政治思想は、社会契約説をめぐる議論を軸に大きく発展しました。 その中心に位置づけられるのが、ロック・モンテスキュー・ルソーの三人です。 彼らは「自由」「権力」「主権」といった概念をそれぞれ異なる角度から問い直し、今日... -
【世界史解説】マグナ=カルタ(1215)|ジョン王と貴族の対立が生んだ王権制限
1215年、イギリスで発布されたマグナ=カルタ(大憲章)は、世界史において王権を制限した最初期の文書として知られています。 ジョン王の重税と失政に反発した貴族たちが武力で国王に譲歩を迫り、その結果として結ばれたこの大憲章は、単なる封建的な取り... -
【受験生必見】リスボンの世界史的重要性|ポルトガル海上帝国の中心都市
大航海時代の中心地として名を馳せたリスボンは、単なる港町にとどまらず、ポルトガル帝国を象徴する首都として世界史に刻まれました。 香辛料貿易や植民地経営の利益が集積し、ヨーロッパ経済の一大拠点となったリスボンは、受験世界史でも頻出の都市です... -
【世界史】スペイン帝国の栄光と衰退|「面の帝国」と新大陸征服の衝撃
15世紀末、コロンブスの航海をきっかけに新大陸を獲得したスペインは、アステカ・インカの征服によって広大な領土を支配する「面の帝国」を築き上げました。 銀や金の大量流入はヨーロッパ経済に衝撃を与え、やがて「世界の一体化」を促進する大きな契機と... -
【世界史】ポルトガル植民地帝国を徹底解説|航海王子と「点と線の帝国」
15世紀に最初に海外進出へ踏み出したのは小国ポルトガルでした。 アフリカ西岸の探検から始まったその挑戦は、ヴァスコ=ダ=ガマによるインド航路の開拓やマラッカ・マカオの拠点確保へと発展し、アジア交易を支配する「点と線の帝国」を形成します。 ポ... -
【世界史】スペイン・ポルトガル植民地帝国を徹底解説|大航海時代と世界の一体化
15世紀後半から16世紀にかけて、ヨーロッパの小国スペインとポルトガルは、大航海時代の波に乗って世界史の表舞台に躍り出ました。 航海技術の発達と新しい交易ルートの開拓は、アジア・アフリカ・アメリカを結びつけ、やがて「世界の一体化」と呼ばれるグ... -
【大学受験世界史】オランダ東インド会社(VOC)とは?|株式会社の始まりとアジア貿易の支配
オランダ東インド会社(VOC)は、1602年に設立された世界初の株式会社であり、近世ヨーロッパの「商業資本主義」の象徴的存在です。 株式会社制度を導入することで大規模な資金調達に成功し、アジア貿易で圧倒的な覇権を築きました。 香辛料を中心とする東... -
【世界史解説】ユグノー戦争とサン=バルテルミの虐殺|フランス宗教戦争の流れ
フランスの16世紀後半は、宗教対立が王国を二分する混乱の時代でした。 カトリックとカルヴァン派(ユグノー)の衝突は「ユグノー戦争」と呼ばれ、約30年にわたり断続的に続きました。 その中でも特に象徴的な事件が、1572年の「サン=バルテルミの虐殺」... -
【大学受験世界史】イギリス東インド会社とは?|貿易独占からインド統治への転換まで
イギリス東インド会社は、近世から近代にかけての世界史において、商業資本主義と帝国主義をつなぐ架け橋となった存在です。 1600年に設立された当初は、インド航路をめぐる貿易独占を目的とする株式会社にすぎませんでした。 しかし、18世紀以降のプラッ...