本記事では、「第二次英蘭戦争」に関する頻出問題をレベル別に50問まとめました。
- MARCHレベル20問：基本用語・流れの確認に最適
- 早慶レベル30問：論述・複数選択を含む難問で総仕上げ
世界史は、覚えてから解くのではなく、解きながら覚えるをコンセプトに【ときおぼえ世界史】シリーズを運営しております。この記事は、世界史の重要単元を詳しく解説した【ときおぼえ世界史】シリーズの問題演習編になります。
本編の詳しい解説を読む！ → 【第二次英蘭戦争】本編の記事はこちら
学習手順はシンプルです：
- 本編のまとめ記事で【第二次英蘭戦争】を理解する
- 本編のまとめ記事の章末問題で基礎固め
- 最後にこの「50本勝負」で総復習
世界史で問題演習が重要な理由！
世界史の勉強法として、教科書や一問一答を読み込んで対策している受験生も多いでしょう。
もちろん、1冊を何周も繰り返すことは大切ですが、実はそれだけでは得点が伸び悩む原因になることがあります。
世界史で合否を分けるのは、「用語を知っているか」ではなく「どう出題されるか」です。
例えば、ペトロとパウロの違いを問う次の問題にすぐ答えられるでしょうか？
Q. 元ユダヤ教徒でキリスト教徒を迫害していたが、改宗後は異邦人への布教に尽力し、多くの書簡を残した人物は誰か。
A. パウロ
名前は知っていても、どちらか迷う受験生は多いはずです。このように、「切り口」を意識した問題演習が得点力を大きく左右します。
問題演習を重ねることで、「この文章はよく正誤問題で正解の肢として出る」「この用語はひっかけパターンだ」という実戦感覚が身につきます。
この力は、特に上位大学になればなるほど合否を左右します。
また、一つの教材をやり込み過ぎると単調になり、頭に入りにくくなる時期があります。
そんな時こそ、50本勝負シリーズのような新しい刺激で知識を再整理すると記憶が定着しやすくなります。
50本勝負シリーズでは、志望校合格を目指す受験生の実戦力アップをお手伝いします。
【第二次英蘭戦争】MARCHレベルの２０本
一問一答（15問）
問1 第二次英蘭戦争が勃発したのは西暦何年か。
解答：1665年
問2 第二次英蘭戦争が終結したのは西暦何年か。
解答：1667年
問3 第二次英蘭戦争の際のイギリス国王は誰か。
解答：チャールズ2世
問4 オランダ側を指導した政治家は誰か。
解答：デ＝ウィット
問5 第二次英蘭戦争勃発の主要因となった貿易政策は何か。
解答：航海法（1651年）
問6 開戦直後の1665年にイギリスが勝利した海戦は何か。
解答：ロー＝ストフトの海戦
問7 第二次英蘭戦争中にロンドンで流行した災厄は何か。
解答：ロンドン大疫病
問8 1666年にロンドンで発生した大災害は何か。
解答：ロンドン大火
問9 1667年にオランダ艦隊が奇襲したイギリスの河川はどこか。
解答：メドウェイ河
問10 メドウェイ河襲撃を率いたオランダの指導者は誰か。
解答：デ＝ウィット
問11 第二次英蘭戦争を終結させた条約は何か。
解答：ブレダ条約
問12 ブレダ条約でイギリスが獲得した北米の植民地はどこか。
解答：ニューネーデルラント（ニューヨーク）
問13 ブレダ条約でオランダが優位を維持した貿易はどこか。
解答：東インド貿易
問14 第二次英蘭戦争の戦局を一言で表すと何か。
解答：痛み分け
問15 戦後、イギリスはどの国と接近してフランスに対抗するようになったか。
解答：オランダ
正誤問題（5問）
問16 第二次英蘭戦争はクロムウェル政権下で勃発した。
解答：誤（王政復古後、チャールズ2世の時代）
問17 航海法はイギリスとオランダの経済摩擦を激化させた。
解答：正
問18 ロンドン大火は1665年に発生した。
解答：誤（1666年に発生）
問19 メドウェイ河襲撃はイギリスの反撃でオランダ艦隊を破った戦いである。
解答：誤（オランダが奇襲してイギリス艦隊を破った）
問20 ブレダ条約ではイギリスが北米で優位を拡大し、オランダはアジアで優位を維持した。
解答：正
【第二次英蘭戦争】早慶レベルの３０本
一問一答（10問）
問21 第二次英蘭戦争におけるイギリスの戦費負担を悪化させた二大災厄は何か。
解答：ロンドン大疫病とロンドン大火
問22 ロー＝ストフトの海戦でイギリス艦隊を率いた提督は誰か。
解答：ジェームズ公（ヨーク公、のちのジェームズ2世）
問23 第二次英蘭戦争の際、イギリスが一時的に接近していた国はどこか。
解答：フランス
問24 オランダのデ＝ウィットが主導した政治体制は何と呼ばれるか。
解答：共和政体制（ステート派の指導）
問25 メドウェイ河襲撃で大損害を受けたイギリス艦の名は何か。
解答：ロイヤル・チャールズ号
問26 ブレダ条約において、オランダがイギリスに譲った北米領地は何か。
解答：ニューネーデルラント
問27 ブレダ条約でオランダが確保したカリブ海の拠点はどこか。
解答：スリナム
問28 イギリスがニューネーデルラントを獲得する代償としてオランダに認めたものは何か。
解答：スリナム領有の承認
問29 第二次英蘭戦争後、イギリスとオランダの外交的関係はどう変化したか。
解答：フランスへの対抗のため接近した。
問30 第二次英蘭戦争の戦後体制が後の国際関係に与えた意義は何か。
解答：対フランス包囲網形成への布石
正誤問題（15問）
問31 第二次英蘭戦争において、イギリスは終始優勢で戦争を勝利に導いた。
解答：誤（序盤優勢だが、後にオランダが反撃）
問32 ロー＝ストフトの海戦はオランダの勝利であった。
解答：誤（イギリス勝利）
問33 ロンドン大疫病は戦局にはほとんど影響を与えなかった。
解答：誤（人口減少と財政悪化を招き戦争遂行に影響）
問34 メドウェイ河襲撃は1667年に行われた。
解答：正
問35 ブレダ条約でイギリスはニューネーデルラントを放棄した。
解答：誤（獲得した）
問36 ブレダ条約でオランダはスリナムを確保した。
解答：正
問37 第二次英蘭戦争後もイギリスとオランダは終始対立を続けた。
解答：誤（戦後はフランスに対抗するため接近）
問38 デ＝ウィットはメドウェイ河襲撃を指導した人物である。
解答：正
問39 ブレダ条約後、イギリスは北米での支配基盤を強化した。
解答：正
問40 第二次英蘭戦争の結果、オランダはアジア貿易の優位を失った。
解答：誤（維持した）
問41 ロンドン大火はオランダ艦隊による攻撃で発生した。
解答：誤（自然災害による火災）
問42 航海法はチャールズ2世の時代に新しく制定された。
解答：誤（クロムウェル時代の1651年に制定）
問43 イギリスがフランスに接近したのはルイ14世の台頭に対応するためだった。
解答：誤（むしろルイ14世と一時的に協力してオランダを牽制）
問44 第二次英蘭戦争の結果、国際関係ではフランスが孤立する動きが強まった。
解答：正（イギリス・オランダ接近による）
問45 第二次英蘭戦争は「海上覇権争い」と「国際関係の変動」を背景に起きた。
解答：正
一行問題（5問）
問46 第二次英蘭戦争の終結条約名と、その締結年を答えよ。
解答：ブレダ条約、1667年
問47 ブレダ条約でイギリスが獲得した北米の領土はどこか。
解答：ニューネーデルラント（ニューヨーク）
問48 メドウェイ河襲撃がイギリスに与えた影響を一言で説明せよ。
解答：イギリスに衝撃を与え、戦争継続を困難にした。
問49 第二次英蘭戦争におけるイギリスの劣勢化の主因を挙げよ。
解答：疫病と大火による社会的混乱・財政難
問50 第二次英蘭戦争の長期的意義を一言で答えよ。
解答：イギリス植民地帝国の基盤形成
【第二次英蘭戦争】まとめ
以上５０問でした。お疲れ様です。
簡単だった、難しかったという方も本編で基礎知識を学び直してみてください。
本編の詳しい解説を読む！ → 【第二次英蘭戦争】本編のまとめ記事はこちら
コメント