2025年9月– date –
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ときおぼえ世界史
【世界史】オスマン帝国の衰退と近代化への道|レパント海戦からタンジマート改革まで
16世紀に地中海世界の覇者として君臨したオスマン帝国。しかし、レパント海戦(1571年)を境にヨーロッパ列強との力関係が変化し、17世紀以降は軍事・経済・政治のあらゆる面で「衰退の時代」に突入します。 一方で、帝国は単に没落したわけではありません... -
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【世界史】オスマン帝国の黄金時代と地中海覇権|スレイマン大帝とハプスブルク帝国との対立
16世紀、オスマン帝国はその絶頂期を迎えました。スレイマン1世(スレイマン大帝)の治世(1520〜1566年)は、領土拡大・文化繁栄・法制度整備のすべてが頂点に達した「オスマン帝国の黄金時代」と呼ばれます。 この時代、帝国はバルカン半島から北アフリ... -
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【世界史】オスマン帝国の興隆と拡大を徹底解説|建国からコンスタンティノープル陥落まで
オスマン帝国は、13世紀末のアナトリアで誕生し、1453年のコンスタンティノープル陥落によってビザンツ帝国を滅ぼし、東地中海世界の覇者となりました。 しかし、ただ「建国→拡大→コンスタンティノープル陥落」と年号を覚えるだけでは、入試では得点できま... -
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【大学受験世界史】王権神授説をわかりやすく解説|ボシュエからロックとの対比まで
近世ヨーロッパの絶対王政を支えた思想の一つが「王権神授説」です。 これは「国王の権力は神から直接授けられたものであり、臣下はこれに服従すべきである」という考え方で、17世紀から18世紀にかけて大きな影響力を持ちました。 王権神授説はフランス絶... -
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【世界史解説】社会契約説と近代国家の成立|絶対王政から市民革命へ
近代ヨーロッパにおいて、人々はなぜ絶対王政を批判し、新しい政治の形を求めたのでしょうか。 その核心にあったのが社会契約説です。ホッブズ・ロック・ルソーといった思想家たちは、国家と個人との関係を契約に基づいて説明し、王権神授説に代わる政治の... -
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【世界史】対抗宗教改革とイエズス会を徹底解説|宗教改革へのカトリックの逆襲
16世紀のヨーロッパを大きく揺るがした宗教改革は、ルターやカルヴァンの登場によってカトリック教会の権威を根本から問い直す運動でした。 しかし、カトリック側も黙ってはいませんでした。自らの権威を立て直し、失われた信徒を取り戻すために展開された... -
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【大学受験世界史】ロック・モンテスキュー・ルソーの思想を徹底比較|ホッブズからの流れで理解する近代政治思想
近代ヨーロッパにおける政治思想は、社会契約説をめぐる議論を軸に大きく発展しました。 その中心に位置づけられるのが、ロック・モンテスキュー・ルソーの三人です。 彼らは「自由」「権力」「主権」といった概念をそれぞれ異なる角度から問い直し、今日... -
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【世界史解説】マグナ=カルタ(1215)|ジョン王と貴族の対立が生んだ王権制限
1215年、イギリスで発布されたマグナ=カルタ(大憲章)は、世界史において王権を制限した最初期の文書として知られています。 ジョン王の重税と失政に反発した貴族たちが武力で国王に譲歩を迫り、その結果として結ばれたこの大憲章は、単なる封建的な取り... -
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【受験生必見】リスボンの世界史的重要性|ポルトガル海上帝国の中心都市
大航海時代の中心地として名を馳せたリスボンは、単なる港町にとどまらず、ポルトガル帝国を象徴する首都として世界史に刻まれました。 香辛料貿易や植民地経営の利益が集積し、ヨーロッパ経済の一大拠点となったリスボンは、受験世界史でも頻出の都市です... -
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【世界史】スペイン帝国の栄光と衰退|「面の帝国」と新大陸征服の衝撃
15世紀末、コロンブスの航海をきっかけに新大陸を獲得したスペインは、アステカ・インカの征服によって広大な領土を支配する「面の帝国」を築き上げました。 銀や金の大量流入はヨーロッパ経済に衝撃を与え、やがて「世界の一体化」を促進する大きな契機と...