【科学革命と啓蒙思想】総合問題演習50本勝負|MARCH・早慶頻出テーマを完全攻略

当サイト「もう一度、学ぶ」は、Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。また、A8.netなど他のアフィリエイトプログラムを利用しており、当サイト内のリンクを通じて商品を購入した場合、報酬を得ることがあります。

本記事では、「科学革命と啓蒙思想」に関する頻出問題をレベル別に50問まとめました。

  • MARCHレベル20問:基本用語・流れの確認に最適
  • 早慶レベル30問:論述・複数選択を含む難問で総仕上げ

世界史は、覚えてから解くのではなく、解きながら覚えるをコンセプトに【ときおぼえ世界史】シリーズを運営しております。この記事は、世界史の重要単元を詳しく解説した【ときおぼえ世界史】シリーズの問題演習編になります。

本編の詳しい解説を読む! → 科学革命と啓蒙思想まとめ記事はこちら

学習手順はシンプルです:

  1. まとめ記事で科学革命と啓蒙思想を理解する
  2. まとめ記事の章末問題で基礎固め
  3. 最後にこの「50本勝負」で総復習
世界史で問題演習が重要な理由!

世界史の勉強法として、教科書や一問一答を読み込んで対策している受験生も多いでしょう。

もちろん、1冊を何周も繰り返すことは大切ですが、実はそれだけでは得点が伸び悩む原因になることがあります。

世界史で合否を分けるのは、「用語を知っているか」ではなく「どう出題されるか」です。

例えば、ペトロとパウロの違いを問う次の問題にすぐ答えられるでしょうか?

Q. 元ユダヤ教徒でキリスト教徒を迫害していたが、改宗後は異邦人への布教に尽力し、多くの書簡を残した人物は誰か。

A. パウロ

名前は知っていても、どちらか迷う受験生は多いはずです。このように、「切り口」を意識した問題演習が得点力を大きく左右します

問題演習を重ねることで、「この文章はよく正誤問題で正解の肢として出る」「この用語はひっかけパターンだ」という実戦感覚が身につきます。

この力は、特に上位大学になればなるほど合否を左右します。

また、一つの教材をやり込み過ぎると単調になり、頭に入りにくくなる時期があります。

そんな時こそ、50本勝負シリーズのような新しい刺激で知識を再整理すると記憶が定着しやすくなります。

50本勝負シリーズでは、志望校合格を目指す受験生の実戦力アップをお手伝いします。

目次

【科学革命と啓蒙思想】MARCHレベルの20本

大学入試で差がつくポイント

  • 思想家と著作・主張の正確な対応を覚える
    → 特にロック・ルソー・モンテスキューの社会契約説の違い
  • 時系列で理解する
    → 科学革命 → 啓蒙思想 → 革命 → 産業革命
  • 思想と社会のリンクを意識する
    → 理論が歴史を動かす具体的な例を押さえる

上記のポイントを意識して、問題に挑戦してみてください。

一問一答(15問)

問1
『天球回転論』を著し、地動説を唱えた科学者は誰か。

解答:コペルニクス

問2
ガリレオが地動説の証拠とした木星の観測結果は何か。

解答:木星の4大衛星の発見

問3
惑星の運動法則を楕円軌道で説明した人物は誰か。

解答:ケプラー

問4
『プリンキピア』を著し、万有引力を体系化した科学者は誰か。

解答:ニュートン

問5
科学革命の背景として、自然を神の意志ではなく法則で説明しようとした思想を何というか。

解答:合理主義

問6
「寛容思想」を唱え、宗教的自由を主張した啓蒙思想家は誰か。

解答:ヴォルテール

問7
『統治二論』を著し、自然権と抵抗権を説いた人物は誰か。

解答:ジョン・ロック

問8
『法の精神』を著し、三権分立論を提唱した思想家は誰か。

解答:モンテスキュー

問9
『社会契約論』を著し、一般意志を重視した思想家は誰か。

解答:ルソー

問10
「理性の自律」を説き、啓蒙の本質を「未成年状態からの脱却」とした哲学者は誰か。

解答:カント

問11
アダム=スミスが『国富論』で提唱した経済原理は何か。

解答:自由放任主義(レッセ=フェール)

問12
『国富論』で示された「見えざる手」とは何を意味するか。

解答:個人の利益追求が社会全体の利益につながること

問13
ロックの自然権思想が反映された歴史的文書は何か。

解答:アメリカ独立宣言

問14
ルソーの人民主権思想が反映された革命は何か。

解答:フランス革命

問15
啓蒙思想が影響を与えたプロイセン王で「啓蒙専制君主」と呼ばれる人物は誰か。

解答:フリードリヒ2世

正誤問題(5問)

問16
ケプラーは惑星が円軌道を描くと主張した。

解答:誤(楕円軌道を主張した)

問17
ヴォルテールは宗教的寛容を否定し、カトリック教会を擁護した。

解答:誤(宗教的寛容を主張し、教会を批判した)

問18
『プリンキピア』はニュートンの著作で、近代自然科学の体系を完成させた。

解答:正

問19
モンテスキューの三権分立論は、アメリカ合衆国憲法にも影響を与えた。

解答:正

問20
啓蒙思想はヨーロッパのみで展開され、アメリカ独立革命には影響しなかった。

解答:誤(独立宣言に大きな影響を与えた)

【科学革命と啓蒙思想】早慶レベルの30本

一問一答(10問)

問21
ガリレオが著した、天動説と地動説を対話形式で論じた書物は何か。

解答:『天文対話』

問22
カントが著した『純粋理性批判』の中心的テーマは何か。

解答:人間理性の限界と可能性の探究

問23
「私はあなたの意見には反対だ。しかし、それを言う自由は命をかけて守る」という言葉で知られる思想家は誰か。

解答:ヴォルテール

問24
『百科全書』を編纂した代表的啓蒙思想家を1人挙げよ。

解答:ディドロ(またはダランベール)

問25
ルソーが『社会契約論』で提唱した「一般意志」は何を意味するか。

解答:公共善を実現する全体の意志

問26
「啓蒙とは人間が自己の未成年状態から抜け出すことである」と定義した思想家は誰か。

解答:カント

問27
「自由放任主義(レッセ=フェール)」の思想的背景となった啓蒙思想家は誰か。

解答:アダム=スミス

問28
『百科全書』が啓蒙思想の普及に果たした役割は何か。

解答:合理的知識を体系化し、社会改革思想を広めた

問29
アメリカ独立宣言を起草した人物は誰か。

解答:トマス・ジェファソン

問30
『人権宣言』(1789年)は主に誰の思想に影響を受けたか。

解答:ルソー

正誤問題(15問・複数選択含む)

問31
啓蒙思想の代表的著作『百科全書』は、ヴォルテールが単独で編纂した。

解答:誤(ディドロとダランベールが中心となって編纂した)

問32
ニュートンの『プリンキピア』は、科学革命における集大成とされる。

解答:正

問33
カントは経験論と合理論を統合し、人間理性の限界を示した。

解答:正

問34
ロックの自然権思想では「生命・自由・財産」が生得的権利とされた。

解答:正

問35
モンテスキューの三権分立論は、フランス革命期の憲法制定には全く影響しなかった。

解答:誤(アメリカ憲法だけでなくフランス憲法にも影響した)

問36
啓蒙専制君主には以下の人物が含まれる。(複数選択)
A. フリードリヒ2世
B. ルイ14世
C. エカチェリーナ2世
D. ヨーゼフ2世

解答:A・C・D(ルイ14世は絶対王政を強化した君主で啓蒙専制ではない)

問37
ヴォルテールは『社会契約論』を著し、一般意志を提唱した。

解答:誤(『社会契約論』はルソーの著作)

問38
「見えざる手」という言葉はアダム=スミスの経済理論を表す。

解答:正

問39
啓蒙思想の普及を支えたサロン文化は、主に18世紀フランスで発展した。

解答:正

問40
『百科全書』は科学的知識を独占し、啓蒙思想の拡散を防ぐ目的で出版された。

解答:誤(むしろ知識を普及し、社会改革を促す目的だった)

問41
フランス革命における『人権宣言』は、ルソーとヴォルテールの思想を反映している。

解答:正

問42
ケプラーの惑星運動法則は「円軌道」に基づくものである。

解答:誤(楕円軌道)

問43
『国富論』は啓蒙思想の影響を受け、自由主義経済を理論化した著作である。

解答:正

問44
カントは啓蒙の定義を「理性による人間の自律」とした。

解答:正

問45
啓蒙思想は18世紀にヨーロッパで誕生し、アメリカやアジアには影響を与えなかった。

解答:誤(アメリカ独立宣言にも大きく影響した)

一行問題(5問)


問46
『百科全書』編纂の中心人物2人を答えよ。

解答:ディドロ、ダランベール

問47
ニュートンが『プリンキピア』で体系化した法則を2つ答えよ。

解答:万有引力の法則、運動の三法則

問48
啓蒙専制君主の政策例を1つ挙げよ。

解答:ヨーゼフ2世の農奴解放令、フリードリヒ2世の宗教寛容令など

問49
ルソーが提唱した「一般意志」と対立する概念を答えよ。

解答:全体意志(私的利益の総和)

問50
アダム=スミスが『国富論』で主張した経済的理念を簡潔に述べよ。

解答:市場の自由競争による国家の繁栄(自由放任主義)

【科学革命と啓蒙思想】まとめ

以上50問でした。お疲れ様です。

簡単だった、難しかったという方も本編で基礎知識を学び直してみてください。

本編の詳しい解説を読む! → 【科学革命と啓蒙思想】まとめ記事はこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次