【2025年度版】英検2級に独学で合格するための間違いない参考書選び!(分野別ランキング)

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英検2級は、実用英語技能検定(英検)の中で高校卒業程度の英語力が求められる級です。文部科学省が後援する資格試験で、大学入試や就職活動で評価されることも多く、国内では最も知名度の高い英語資格のひとつといえます。

英検2級に合格するには、日常生活や社会的なテーマに関する英文を理解し、自分の意見を英語で伝える力が必要です。CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)ではB1レベルに相当し、「ある程度複雑な内容も理解でき、簡単な議論ができる」水準とされています。

英検2級のレベルの目安は、「高校卒業程度」で、「社会生活に必要な英語を理解し、使用できること」となっています。英語が得意な高校生や、帰国子女若しくは難関高校を目指す意欲的な中学生など若い世代の受験が目立ちます。

だからと言って、決して容易な試験ではなく、しっかりした準備を怠ると、大学受験を終えたばかりの受験生でも苦戦するでしょう。

また、英検2級であれば、履歴書でのアピールポイントにもなりますので、頑張って取得する価値のある資格と言えます。

目次

英検2級の概要

目指す方は、当然に知っていると思いますが、念のため簡単に説明します。

英検2級の出題形式

英検2級の試験形式

一次試験 + 二次試験

●一次試験 筆記テスト(85分)とリスニングテスト(約25分)

筆記テスト
・マークシート方式31問
・80~100語の英文を書く英作文問題が1問
・44~55語の英文を書く要約問題が1問

リスニングテクスト
マークシート方式30問

●二次試験 面接(約7分)

面接
面接委員と向き合って行うスピーキングテスト。「問題カード」を渡され、文章を音読したり、ストーリーを説明したり、面接委員の質問4問に答える。

当然、二次試験は一次試験合格者のみ受験が可能です。

英検2級の試験日程

例年3回の受験機会があります。

2025年度を例にとると次の通りです。

第1回検定第2回検定第3回検定
受付期間
(個人申込)
3月24日
~5月7日
7月1日
~9月1日
10月31日
~12月15日
一次試験2025年
6月1日
2025年
10月5日
2026年
1月25日
二次試験2025年
7月6日
2025年
11月9日
2026年
3月1日

※二次試験の日程はA日程のみ記載。B日程は、それぞれ1週間後です。

また、検定料は9,100円(税込)なります。

レベル感・必要な語彙数

英検2級は大学入試の共通テストとほぼ同程度の難易度といわれ、必要な語彙数は約5000〜6000語。中学英語だけでは足りず、高校英語の文法・語彙までしっかり習得する必要があります。

リーディングでは社会問題・科学・文化などややアカデミックなテーマも出題されます。リスニングもスピードが比較的速く、ニュースやインタビューの要旨を理解できるかが問われます。ライティングは「意見論述型」で、賛成・反対を述べる論理展開力が必要です。

合格率と難易度

合格率はおおよそ30〜40%程度。決して簡単ではありませんが、しっかり対策すれば独学でも合格可能です。高校生が大学入試対策の一環で受験するケースも多く、社会人のスキルアップ目的でも人気があります。

英検2級に効率よく合格するための勉強戦略

英検2級に合格するには、闇雲に勉強するのではなく、試験の配点と特徴を理解し、優先順位をつけて学習することが大切です。限られた時間で最大の効果を出すために、戦略的に進めていきましょう。

試験の配点を理解する

英検2級の一次試験は、リーディング・リスニング・ライティングがそれぞれ均等(550点満点)で評価されます。つまり、どの技能が欠けても合格は難しい仕組みです。

分野出題内容配点比率
リーディング語彙・文法穴埋め、長文読解約1/3
リスニング会話・ナレーション理解約1/3
ライティング意見論述型の英作文(80〜100語程度)約1/3

リスニングとライティングは配点の割に対策を後回しにされがちですが、実は短期間で点が伸びやすい分野です。語彙・文法ばかりに時間をかけるのではなく、バランスよく対策する必要があります。

合格に必要な語彙・文法を最初に固める

英検2級に必要な語彙数は約5000〜6000語。これは高校英語レベルの基本単語に加え、社会問題・科学・文化などのテーマに関連する語彙が含まれます。

  • まずは「でる順パス単2級」や「文で覚える単熟語」でインプット
  • 例文ごと覚えるとリーディング・ライティング両方で役立つ

また、文法は高校レベルまで一通り理解しておく必要があります。とくに以下の分野が頻出です:

  • 仮定法(If I were…など)
  • 関係代名詞・関係副詞
  • 分詞構文
  • 受動態・時制の一致
  • 不定詞・動名詞

これらの文法が曖昧なままだと長文読解やライティングでつまずくので、最初の1か月は基礎固めに充てるのがおすすめです。

英検2級を目指すなら手元に置きたい1冊

英検2級合格を目指すなら、文法の基礎をしっかり固めることが重要です。

そんな時に頼りになるのが『総合英語Forest』。高校英語の文法を網羅しつつ、シンプルな解説と豊富な例文で理解が深まります。仮定法や関係詞、分詞構文など英検2級で頻出の文法項目も丁寧に説明されているので、リーディングやライティングの土台作りに最適。コンパクトながら辞書代わりに使える構成で、疑問が出たときにすぐ調べられるのも魅力です。

過去問演習でつまずいた文法をその場で確認できる「お守り的1冊」として、ぜひ手元に置いておきたい参考書です。

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過去問は早めに着手する

多くの受験者がやりがちな失敗は、インプットだけで時間を使い、アウトプットを後回しにすることです。

英検は出題形式がある程度決まっているので、過去問演習は早い段階から取り入れるべきです。

  • まず1回分を解いてみて現状のレベルを把握
  • 苦手分野を分析して重点的に補強
  • 試験直前1か月は過去問を3回分以上解いて仕上げる

旺文社の「過去6回全問題集」を使えば、最新の出題傾向に沿った対策ができます。

ライティングはテンプレートで得点源にする

ライティングは80〜100語の意見論述型で、テーマに対する賛成・反対を述べ、理由を2つ以上書く形式です。

実は、ライティングは型を覚えれば安定して高得点が狙える分野です。

  • 「I agree/disagree with the idea that …」で始める
  • 理由は2つ、1文ずつシンプルに書く
  • 結論を短くまとめる

例えば、

I agree with the idea that schools should have more online classes.
First, online classes save time for students. They do not have to spend time commuting.
Second, students can review the lessons easily. They can watch the videos many times.
For these reasons, I think online classes are useful for schools.

このようなテンプレートを覚えれば、苦手でも6〜7割は取れます。

リスニングは毎日少しずつ

リスニングは短期間で一気に伸ばすのが難しいので、毎日の習慣にすることが重要です。

  • 過去問のリスニング音声を繰り返し聞く
  • シャドーイングやディクテーションを取り入れる
  • 英語ニュース(NHK WORLD、BBC Learning Englishなど)を聞く

特にシャドーイングは、リスニング力とスピーキング力の両方に効果があります。

二次試験(面接)は想定問答を丸暗記

一次試験に合格した後の二次試験は、与えられた短い文章を音読し、内容に関する質問に答える形式です。

面接では「正しい英語」よりもコミュニケーションが成立するかどうかが重視されるため、完璧な文法を意識しすぎる必要はありません。

  • 面接の流れを把握する
  • よくある質問の模範解答を暗記
  • 友達やオンライン英会話でロールプレイ

「面接大特訓」などの参考書を使えば、実践的なフレーズが効率よく覚えられます。

時間がない人向けの優先順位

「3か月で合格したい!」「毎日1時間しか勉強できない!」という人は、得点が伸びやすい分野から対策しましょう。

  1. ライティング(テンプレートで高得点が狙える)
  2. リスニング(毎日15分でも継続)
  3. 語彙・文法(パス単と過去問で効率重視)
  4. 長文読解(過去問中心でOK)
  5. 面接(一次合格後に集中)

特にライティングは練習量の割に点が取りやすいので、最初に型を覚えてしまうのがおすすめです。

戦略的に取り組めば独学でも合格可能

英検2級は決して簡単ではありませんが、出題形式が決まっているので対策のしやすい試験です。

  • 語彙・文法の基礎固め → 過去問演習 → ライティング・リスニング → 面接対策

    この流れを守れば、独学でも十分合格が狙えます。

英検2級合格に必要な参考書(一次試験)

英検2級合格に必要な参考書を分野別に紹介します。基本的には英検対策に定評のある旺文社からの参考書で十分です。

大手書店の英検の棚をのぞいても、旺文社の参考書や問題集であふれているのが分かると思います。

英検2級対策における過去問集の重要性

英検2級の勉強を始めると、つい語彙や文法のインプットに時間を割きがちです。しかし、効率よく合格を目指すなら、過去問演習は絶対に欠かせない対策です。むしろ、英検に限らずあらゆる資格試験で、過去問を解くことは最短ルートといえます。

なぜ過去問が重要なのか。最大の理由は、試験の形式と出題傾向を正確に把握できるからです。英検2級は出題テーマや問題パターンにある程度の「型」があります。語彙問題は文脈で意味を選ぶ形式、長文は社会・文化・科学などのテーマ、ライティングは賛成・反対の意見論述型、といった特徴があります。これらを知らずに勉強を進めると、どこに力を入れるべきか分からず、非効率になってしまいます。

さらに、過去問は本番レベルの難易度を体感する唯一の方法でもあります。例えば、リーディングの文章量やリスニングのスピード感は、問題集や参考書だけでは再現しきれません。実際に過去問を解くことで、「制限時間内に解けるのか」「どの分野が弱いのか」を明確にでき、勉強の優先順位を決めやすくなります。

はるか

「過去問を制する者が試験を制する」って、資格試験の合格者の多くが口をそろえて言うのは。 これはTOEICや大学入試、他の検定試験にも共通する鉄則よね。

英語ツウ

そうなんだ。試験はゼロから新しい問題を作るのではなく、過去の形式やテーマを踏襲していることが多いからね。過去問をやり込めば「似たような問題に慣れる」ことができ、合格に必要な感覚を自然に身につけられるよ。

英検2級の場合も例外ではありません。語彙や文法の勉強を終えたら、できるだけ早い段階で「過去問6回分」に取り組みましょう。最初は得点が伸びなくても構いません。現状の実力を把握し、弱点を発見することが目的です。そこから、苦手分野に戻って補強→再度過去問を解く、というサイクルを回すことで、合格レベルに近づいていきます。

勉強時間が限られているなら、なおさら過去問は外せません。全範囲を完璧にしてから挑むより、本番に直結する形式でトレーニングする方が効率的です。資格試験は「知識量を問う試験」というより、「決まった形式にどれだけ適応できるか」を試す面が大きいからです。

つまり、英検2級合格を本気で目指すなら、語彙帳や文法書+過去問集のセットが必須。過去問は勉強の仕上げではなく、学習の軸として早い段階から取り入れるべき最重要教材なのです。

出題形式を知らずに英検2級に取り組むことは、かなりの無謀な行為です。資格試験合格に絶対にしてはいけないことは、出題傾向や問題形式を知らずにひたすら勉強をすることです。

英語ツウ

過去問と言うと、直前期の力試しとして使用しようと考える方もいると思うけど、試験傾向を知る上で、過去問に勝る教材はありません!

次の1冊はマストです。

かなりの分量になりますが、詳しい解説もあり実力養成にも役立ちます。

実際に自分の力で解くことによって、自分の力がどれだけ足りないのか掴むことができますし、苦手分野の発見につながります。

英語ツウ

最近は、英検赤本シリーズも人気があるよ。

もちろん、過去問をすべて解くのが理想ですが、なかには時間の関係で難しいという学習者もいると思います。

そういった場合は、次の1冊がオススメです。

集中ゼミは、20日間で英検2級の一次試験突破を目指す問題集です。

集中ゼミをオススメする理由は次の特徴があるからです。

●1日30分でできる!
よく1日30分と銘打ちながら、「こんなの絶対に30分じゃ終わらない!」という学習参考書をよく見かけますが、この本当に30分でこなせます。
●20日間で総仕上げまでできる!
あくまで試験傾向を知ることが目的ですので、この1冊にそこまで時間をかけれません。頑張れば2週間で終えることも可能です。
●問題形式に沿って学べる!
1日30分20日間と取り組みやすいことを強調しましたが、肝心なのは、その中身です。1冊こなせば、問題形式が分かるので、その後の学習に多いに役立ちます。

英検2級合格への鉄則
まずは過去問集または集中ゼミで過去の試験傾向を理解せよ!

『英検2級総合対策教本』は必要か?

『英検2級総合対策教本』は、確かに「過去問集」や「でる順パス単」のような定番教材ほど目立ちませんが、使い方次第でとても役立つ1冊です。特に役立つのは、こんなタイプの学習者です。

まだ英検2級の全体像がつかめていない人

初めて英検2級を受ける人や、どんな問題が出るのかイメージが湧かない人に向いています。

  • リーディング・リスニング・ライティング・面接まで試験全体の形式と頻出ポイントをざっと把握できる
  • いきなり過去問に取り組むよりも、問題の種類と解き方のコツを先に知ることで、勉強の方向性が明確になる

英検2級に必要な知識をまんべんなく復習したい人

総合対策教本は、

  • 語彙・文法
  • 長文読解
  • リスニング練習
  • ライティングの書き方
  • 面接の流れ

と、すべての技能をコンパクトにカバーしています。
「何から手をつけていいか分からない…」という生徒が、まず1周して全分野をおさらいするのに便利です。

過去問が難しすぎると感じる人

過去問は本番レベルなので、最初から挑むと「全然解けない…」と挫折しがちです。
総合対策教本はやや易しめのレベルからスタートできるので、

  • 過去問に行く前のウォーミングアップ
  • 苦手分野の補強

にぴったりです。

独学で勉強する人

塾や学校で指導がない独学の人は、試験の攻略法や解答のポイントがわからず手探りになりがちです。
総合対策教本は、

  • 「こういう視点で読むと正解が選べる」
  • 「ライティングはこの型で書けばOK」

といった解き方の解説が充実しているので、自己学習でも進めやすいのがメリット。

大学受験を終えたばかりの大学生のように、高校卒業程度の英語力はあるけど英検2級の出題傾向をサクッと知りたいという短期決戦で勝負したい方にオススメの1冊です。

つまり、まだ過去問に挑む準備ができていない初学者や、全体を体系的に学びたい人に向いている教材です。

逆に、すでに過去問を何回も解いて形式に慣れている人にとっては、少し物足りないかもしれません。

『英検2級総合対策教本』は、まだ過去問に挑む準備ができていない初学者や、全体を体系的に学びたい人に向いている教材です。

英検2級に合格するなら語彙力がカギ!おすすめ単語帳の選び方

英検2級を目指すとき、まずどの分野から勉強を始めるべきか迷う人が多いでしょう。リスニング、長文読解、ライティング、面接と幅広い技能が問われるため、どこから手をつけていいのか分からなくなるのも無理はありません。しかし、英検という試験の特徴をよく見ると、語彙力の比重が非常に高いことに気づきます。

例えばリーディング問題の最初にある短文穴埋め問題は、ほぼ語彙力だけで得点が決まります。さらに長文読解でも、知らない単語が多いと内容理解が一気に難しくなり、設問が解けなくなってしまいます。リスニングでも同じで、語彙が不足していると音声を聞き取れても意味が分からず、正答につながりません。ライティングや面接でも、ある程度の語彙がないと自分の意見を表現することすらできないのです。つまり、英検は他の英語試験に比べても語彙力の影響が非常に大きい試験といえます。

特に2級レベルでは、高校卒業程度の5000〜6000語の語彙が必要とされます。これはTOEICや共通テストと比べても、社会問題や科学、文化など幅広いテーマが扱われるため、より多彩な単語が出題されるのが特徴です。そのため、効率よく語彙をインプットすることが合格への最短ルートとなります。

この記事では、英検2級合格に必要な語彙を効率的に身につけられるおすすめの単語帳を厳選して紹介します。それぞれの特徴や学習法も合わせて解説するので、自分に合った1冊を見つけ、語彙力を一気に底上げしましょう。

英検2級 でる順パス単 5訂版

「出る順」に単語を効率よく覚えられる定番単語帳。英検2級に頻出の約2000語を厳選し、例文と発音音声でインプットがしっかりできます。カラー印刷&語源解説付きで記憶に残りやすく、復習しやすい構成。さらに、アプリ音声搭載で通学・スキマ時間に手軽に学習可能。合格レベルの語彙力をしっかり固めたい人にぴったりの1冊です。

英検2級 文で覚える単熟語 4訂版

長文を通して語彙を覚える“文単”シリーズの2級向けで、単なる単語帳を超えた学びの深さが魅力です。テーマ別に構成された長文は、「環境・科学・文化」など英検で頻出の社会的トピックを扱っていて、文脈と一緒に単語を記憶できます。単語は長文の中で下線+番号付きで表示され、日本語訳や関連語と対応リストでまとめられているため、意味や用法を素早く確認しやすい構造になっています。

長文読解力と語彙力を同時に高めたい学習者に特におすすめで、「書いて覚える」「リストだけで覚える」ではなく、実際の文の流れを通して英語を“使える語彙”にする実践型の単熟語帳です。

『パス単』と『文単』のどちらを選ぶべきか?

英検2級対策において、「でる順パス単<パス単>」と「文で覚える単熟語<文単>」のどちらを選ぶかは、自分の学習スタイルや現状の語彙力によって決めるのがベストです。以下に、それぞれの特長や向いている人を整理しました。

でる順パス単(旺文社)の特徴

  • 出る頻度順に並んだ約2000語を効率よく学べる。
  • 例文+語源解説+カラー構成+音声アプリで「暗記が苦手な人」でも取り組みやすい。
  • 語彙の網羅性が高く、スキマ時間で反復しやすいので、基礎固めに最適。
  • ただし文脈なしで単語を覚えるため、使い方や感覚まで定着しにくい可能性も。

でる順パス単が向いている人

  • 単語帳でコツコツ「量」を覚えたい人
  • 暗記中心の学習が得意な人
  • 攻めるべき語彙の範囲を体系的に把握したい人

文で覚える単熟語(文単)の特徴

  • テーマ別長文に登場する単語を文脈ごとに覚える方式。
  • 環境・文化・科学など長文読解で実際に出るトピックをまるごと学習できる。
  • 赤シート・確認テスト・音声アプリで定着とリスニング強化にも対応。
  • ただし単語の網羅数はやや少なめなので、不足分は他で補うのが必要。

文単が向いている人

  • 文脈の中で単語を理解し、定着させたい人
  • リーディング・リスニングも同時に伸ばしたい人
  • 単語を「使える英語」として身につけたい人

結局は・・・

  • 語彙量をガッと固めたいなら ⇒ パス単
  • 文脈理解や実用的な使い方も意識したいなら ⇒ 文単

理想は両者の併用です。まずパス単で語彙の土台を築き、次に文単で文脈を伴った定着を図る学習法が効果的。これにより、英検2級に必要な知識+応用力をバランスよく身につけられます。自分の得意・苦手に応じて、使い分けていきましょう!

英検2級合格への鉄則②
語彙(英単語・熟語)の増強は、英検対策の最重要課題!

英検2級のリスニング対策におすすめの参考書

英検2級の一次試験は、リーディング・ライティング・リスニングがそれぞれ同じ配点で構成されています。つまり、リスニングだけが極端に苦手だと合格は難しく、リスニングでどれだけ得点できるかが合否を大きく左右するのです。特に英検2級のリスニングは、短い会話文からナレーション調の説明文まで幅広い形式で出題されるため、単に「英語を聞き流す」だけの練習では対応できません。

さらに、リスニングは他の技能と違い、その場で集中して一度しか聞けないというプレッシャーがあります。長文読解のように読み返すことができず、ライティングのようにじっくり考える余裕もありません。音声が流れた瞬間に内容を理解し、即座に選択肢を判断する瞬発力が求められるため、苦手意識を持つ受験者も少なくありません。

また、リスニング力は短期間では劇的に伸びにくいのも難しいポイントです。英単語や文法なら数週間で詰め込めますが、耳を慣らすには毎日の積み重ねが必要。しかも、単語の意味を知っていても音声で聞き取れなければ理解できず、逆に音声を聞き取れても意味が分からなければ解答できません。つまり、リスニングは語彙力・音声認識・理解力の総合力が問われる分野なのです。

とはいえ、正しい対策をすれば、リスニングはむしろ最も得点源にしやすい分野ともいえます。出題パターンは毎回大きく変わらず、よく使われるフレーズや話題にも一定の傾向があります。また、選択肢もリーディングより短いので、練習を積めば安定して点が取れるようになります。実際、リスニングで得点を稼いだことで合格ラインを突破したという声も多いです。

そこでこの記事では、英検2級のリスニング対策におすすめの参考書を紹介しながら、どのように学習を進めると効率的かも解説します。音声に慣れる基礎練習から本番形式の模擬演習まで、レベルに合わせた使い方を提案するので、苦手意識がある人もぜひ取り入れてみてください。

英検分野別ターゲット英検2級リスニング問題

  • 問題構成:練習問題60問+模擬テスト60問(2回分)を収録
  • 攻略ガイド:第1部・第2部ごとの出題パターン分析やスクリプト・頻出表現も掲載
  • 音声対応:本番と同じスピード・発音の音声がダウンロード&アプリ「英語の友」で再生可能
  • おすすめポイント
    • 本番に即したボリュームで、実戦力がつく
    • 問題パターン別に練習できるため、弱点克服に役立つ
    • 音声とスクリプトを何度も聞き比べて耳を鍛える学習に最適

活用法
模擬テストは本番形式で“通し演習”に使い、スクリプト付き練習問題は「ディクテーション」や「シャドーイング」で音声→文字をつかむ力を磨きましょう。

最短合格! 英検2級 リーディング&リスニング問題完全制覇

特徴
リーディング&リスニングをセットで学習可能、出題傾向に沿った実践演習多数

  • リスニング中に「どこを聞くべきか」の視点が身につく
  • 音声の“聞き取りから思考へ”切り替えがスムーズになる

使い方
リーディング→リスニング→答え合わせの流れで学習し、解説で聞き取れなかった部分を確認。発音・イントネーションの違いにも痕跡的に気づけます。

リスニングに不慣れな方にありがちですが、どこか一箇所が気になり考え込んでいると、ナレーションは一気に進んでしまいドツボに嵌ります。出題パタンに合わせて要領よく解答して得点を伸ばす訓練が必要となります。

よほどの実力者でない限り、リスニング問題のナレーションをスクリプトに書いたかのように明確に聞き取るのは難しいです。聞き取れないなりに解答を当てる精度を高める訓練をしましょう。

過去の問題や予想問題でリスニングの訓練をすれば、正解に迷ったときに消去法で選んだ時の正解率が上がるはずです。

これは、資格試験の負の側面ですが、過去の対策をしっかりと取り組むことで、実力以上の得点を出せることが多くなります。

私の知人でしっかりと過去の傾向に対する対策に取り組んだ多くの人が、「なんとなく選んだ選択肢もことごくと正解した」と言っていました。

逆に対策をしっかりしなかった人は、「思ったより不正解が多かった」と感じる傾向が高いように思えます。

あと、意外に思われるかもしれませんが、まとまった文章を繰り返し音読をするとリスニング力もアップした経験があります。

少し簡単に思えるほどのCD付きの長文を何度も音読すると、リスニングだけでなく、ライティングにもいい影響が出てくるはずです。

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英検2級のライティング対策におすすめの参考書

英検2級の一次試験では、リーディング・リスニングと並び、ライティング(英文ライティング)が全体の3分の1の配点を占めています。問題は「あるテーマに賛成か反対かの立場を選び、その理由を2つ以上書く」という意見論述型。目安は80〜100語程度と決して長くはありませんが、論理的に自分の考えを述べる必要があります。

実はこのライティング、英検2級合格のカギを握る重要なパートです。なぜなら、リーディングやリスニングは苦手分野によって点数がブレやすいのに対し、ライティングは型(テンプレート)を覚えて練習すれば安定して得点できる分野だからです。逆に、対策を後回しにすると、文章が短すぎたり理由が曖昧になったりして、思った以上に点が取れません。

さらに難しいのは、ライティングは「正しい文法や単語を使う」だけでなく、課題に沿った意見・理由をしっかり書く論理性も評価される点です。語彙力があっても構成がバラバラだと減点されてしまいます。一方で、使う英語は難解な表現である必要はなく、シンプルな単語と文法でわかりやすく書く方が高得点になりやすいのも特徴です。

そのため、英検2級のライティング対策では、

  • 頻出テーマの語彙・表現を覚える
  • 意見→理由2つ→結論という構成パターンに慣れる
  • 模範解答を真似しながら実際に書く練習をする

この3つをバランスよく取り入れることが大切です。

英検2級ライティングを効率的に攻略できるおすすめ参考書を紹介し、どのように活用すれば得点源にできるのかを解説します。ライティングが苦手な人も、正しい対策をすれば必ず安定したスコアが取れるようになります。

次の1冊をオススメします。

この1冊をしっかり取り組むことで、かなり実力がつきます。

著者の植田一三氏の参考書は、どれもレベル以上の難易度のものが多いです。ですが、しっかりと取り組めばかなりの力がつきます。

英検2級の長文読解対策におすすめの参考書

英検2級のリーディング問題では、短文の穴埋めだけでなく、社会・文化・科学など幅広いテーマの長文読解が出題されます。文章量は決して多くありませんが、内容は高校卒業程度で、専門的なテーマや抽象的な内容も扱われるため、語彙力と文法理解だけでなく、文章全体の要旨を素早くつかむ力が求められます。

長文が苦手な受験者がつまずく原因は、「知らない単語が多くて内容が理解できない」「設問の意図がつかめず、時間が足りなくなる」といったものがほとんどです。つまり、英検2級の長文読解では、頻出テーマに慣れることと、設問パターンを知っておくことが重要です。

そこで役立つのが、長文読解に特化した参考書や、過去問をベースにした演習教材です。これらを活用すれば、本番で出題されやすいテーマや文章構造に慣れ、正確かつスピーディーに答えを導くコツが身につきます。この記事では、英検2級の長文読解対策におすすめの参考書を厳選し、それぞれの特徴や効果的な使い方を紹介します。

長文読解は次の1冊がオススメです。

英語ツウ

英検2級を目指すくらいなら、もうそろそろ、英語ニュースサイトを読み始めてもいいかもしれません。余力のある人は挑戦してみてください。

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英検2級合格に必要な参考書(二次試験)

英検2級の二次試験合格に必要な参考書をご紹介します。

英検2級の二次試験と言えば、面接つまりスピーキングテストです。

日本人の多くは、スピーキングテストというと尻込みしてしまい、一次試験に合格しても、ビビッて受験を回避される方までいます。しかし、必要以上に恐れる必要はありません。

一次試験に合格する実力があるのなら、しっかりと対策をすれば二次合格の可能性は多いにあります。

とはいえ、多くの受験生は、一次試験の勉強で手一杯のはずですから、一次試験終了時までに十分な面接対策を取れている方は少ないと思います。

しかし、一次試験終了から二次試験まではたいてい1ヶ月近くあります。

よく英検2級の面接対策にオンライン英会話を勧める方もいます。もちろん、英会話上達のためには取り組んだ方がいい学習法です。

しかし、この記事では、限られた時間の中でどう効率的に英検2級合格を目指すかに焦点をあてています。

次の1冊をしっかり取り組めば十分に面接クリアできるはずです。

まとめ 英検2級合格のために

英検2級の合格には、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能をバランスよく伸ばす必要があります。

しかし、すべてを一度に完璧にするのは難しいので、自分の弱点を補える参考書を選ぶことが大切です。

語彙力が不足しているなら「でる順パス単」や「文で覚える単熟語」で基礎を固め、形式に慣れるには「過去6回全問題集」が欠かせません。リスニングが苦手なら分野別ターゲットやリスニング専用教材、ライティング・面接はテンプレートや頻出表現を学べる対策本で効率よく伸ばしましょう。

参考書は闇雲にたくさん買うのではなく、まずは必要な1冊をやり込み、習得したら次のステップに進むのが合格への近道です。そして、過去問演習を軸に弱点補強を繰り返すことで、着実に合格レベルへ到達できます。あなたに合った参考書を活用し、最短ルートで英検2級合格をつかみましょう。

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